本作は、2005年に発売されて以降、若者を中心に人気を広げ、現在までに50万部を売り上げており、ファン待望の映画化となります。映画化が発表されて以来、mixiファンサイトでも「誰が芽衣子を?誰が種田を?」と大きな反響を呼んでおりました。
そして、ついに、豪華主演キャストと監督が決定いたしました!!
主演、芽衣子役には、映画『少年メリケンサック』やTV「篤姫」で大活躍の宮崎あおい。
なんと今回は自身初の歌とギターに挑戦!若手女優のトップランナーが演じる芽衣子に期待が集まります。また、共演には種田役に『蛇にピアス』や『フィッシュストーリー』で大注目の高良健吾。そして、監督には数多くのPVを手掛け、映画監督初となる三木孝浩 が務めます。
本作は4月末にクランクイン、5月末クランクアップを予定しております。

※宮崎あおいさんの「崎」は旧字体になります。

累計50万部突破!圧倒的な共感と感動を呼ぶ、次世代作家・浅野いにお作品、初の映像化!
切なくリアルに鳴り響く青春恋愛映画の決定版!

「ソラニン」

OL2年目で会社を辞めた芽衣子。音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田。
不透明な未来に確信が持てず、お互い寄り添いながら、東京の片隅で生きるふたり。
だが、芽衣子の一言で、種田はあきらめかけた想いを繋ぐ。夢を追いかけ、ある思いを込めて、仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げる種田。ふたりはその曲をレコード会社に持ち込むが——

「ソラニン」という名の歌をモチーフとしたリリカルな恋物語を軸に、 リアルな若者の心情をヴィヴィッドに描き出す、切なく熱く胸にこみ上げる感動作。

宮崎あおい 高良健吾
監督:三木孝浩

製作:アスミック・エース エンタテインメント/IMJエンタテインメント/小学館/ソニーミュージックエンタテインメント
プロダクション:IMJエンタテインメント 配給:アスミック・エース

●監督:三木孝浩コメント
初めて『ソラニン』を読んだ時、揺さぶられた気持ちにリバーブがかかったみたいに、余韻が止む事なくずっと胸の中で響いていました。
常に音楽のある風景の中で映像をつくってきた自分にとって『ソラニン』は本当に特別な作品です。
この作品を映画化する機会を与えて頂けたことを心から光栄に思います。
宮崎さん、高良くん他、素晴らしいキャストとともに心揺さぶるこの物語を、フィルムに焼き付けたいと思っています。

●主演・芽衣子役:宮崎あおいコメント
歌とギターに初めて挑戦します。まだまだ練習中ですが、芽衣子というキャラクターの想いをきちんと伝えることができるよう、そして素敵な作品になるよう出来る事は全てして撮影に挑みたいと思います。

●種田役:高良健吾コメント
浅野いにお作品大好きです。
だからこそ、この大好きな作品に関われる事が光栄ですし、めちゃ不安す。
なんでも自分で決めないとダメな気になる。でも実は、なにかしらモノに背中を押されてる。
身近にいる大切な人達の言葉、行動は教科書にはない。強力で偉大だ。
この映画で種田を精一杯生きてきます。負からのスタートは強いはず。
人間卒業。

●原作:浅野いにおコメント
言葉にできない不安を感じつつ、必死に希望を見つけようとする。なのにどこか心地よい、そんな20代前半という時期は、春のようにあっという間に過ぎ去ってしまうのかもしれません。
あの頃、僕が友達や彼女に支えられながら、時には無駄話に花を咲かせながら描いていた漫画がこの「ソラニン」でした。
今回の映画化では、若くて才能のあるキャストとスタッフのみなさんが、そんな誰もがいつか過ごす(もしくはいつか過ごした)大切な時期の景色や雰囲気や匂いをフィルムに焼き付けてくれるはずです。
浮き足立ってたあの頃を思い出しながら、僕も観客として観に行こうと思います。
楽しみにしています。

2010年、全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa