9月11日(木)より新宿バルト9にて開催されていた、第5回スペイン・ラテンアメリカ映画祭が17日(水)をもって、大盛況のうち東京開催を終了しました。9月19日(金)より会場を大阪に移して9月23日(祝・火)まで、なんばパークスシネマにて開催します。今年は記念すべき第5周年を記念して、「LBFF AWARD」を設け、来場者アンケート集計と主催・関係者の人気投票で各受賞を決定しました。

各受賞結果は下記の通りです。
受賞者には、1940−70に活躍したメキシコ人女優、マリア・フェリックスの愛称「ドーニャ」の名を冠した愛らしいトロフィーを贈呈しました。大阪でもスペイン語・ポルトガル語圏の最新作、世界の名だたる映画祭で高い評価を得た傑作(長編13本、短編5本)を上映します! 

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〜LBFF AWARD〜 決定!
・最優秀映画賞: 「おなじ月の下で」 (監督:パトリシア・リヘン)
・最優秀監督賞: イグナシオ・ビガロンド (「タイム クライムス」監督)
・最優秀男優賞: アルフレッド・カストロ (「トニー・マネロ」)
・最優秀女優賞: マリア・オネット (「頭のない女」)
・最優秀ドキュメンタリー賞: 
長編部門「鶏肉、魚、そして蟹」 (監督:ホセ・ルイス・ロペス・リナレス)
短編部門「王冠」 (監督:アマンダ・ミチェリ)

□『おなじ月の下で』 LA MISMA LUNA / UNDER THE SAME MOON
監督:パトリシア・リヘン/出演:エイドリアン・アロンソほか メキシコ・アメリカ/ドラマ/106分/2007年トロント国際映画祭正式出品
【STORY】仕事を求め、国境を分かつグランデ川を渡り、アメリカへ不法入国するメキシコ人達。カリートの母ロサリオもその一人。毎週日曜、LAの公衆電話から息子に電話を掛けるロサリオ。そんな生活も4年を迎え、9歳になったカリートは母を探しに行くことを決意する。困難な国境越え、警察の取り締まり、不法入国者を狙う犯罪組織。数々の危機に遭遇するカリートに、アメリカ社会の片隅で生きるメキシコ人達が手を差し伸べる。偶然旅の仲間になった子供嫌いのエンリケと飾らない友情を育みながら、カリートは母がいるはずの日曜の公衆電話を目指した!全米で興行収入10位にランクインした感動の話題作!

□『タイム クライムス』CRÓNOCRIMENES 監督イグナシオ・ビガロンド スペイン/サスペンス/2008年サンダンス国際映画祭正式出品 

□『トニー・マネロ』TONY MANERO 監督パブロ・ラライン  チリ・ブラジル/ドラマ/2008年トロント映画祭、カンヌ国際映画祭正式出品 

□『頭のない女』LA MUJER SIN CABEZA 監督ルクレシア・マルテル アルゼンチン・スペイン・フランス/ドラマ/2008年カンヌ国際映画祭コンペ部門正式出品 

□ 『鶏肉、魚、そして蟹』EL POLLO, EL PEZ Y EL CANGREJO REAL 監督ホセ・ルイス・ロペス・リナレス スペイン/ドキュメンタリー/2007年ベルリン国際映画祭、トライベッカ映画祭正式出品 

□『王冠』LA CORONA 監督イサベル・ベガ、アマンダ・ミチェリ アメリカ/ドキュメンタリー/2008年アカデミー賞短編ドキュメンタリー章ノミネート

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大阪開催:9/19(金)〜9/23(祝・火)
会場:なんばパークスシネマ(大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス8F) 
*東京開催:9/11(木)〜9/17(水) 会場:新宿バルト9
企画・プログラミングディレクター:Alberto Calero Lugo (アルベルト・カレロ・ルゴ)
共催:(株)ティ・ジョイ / 運営協力:新宿バルト9 なんばパークスシネマ
協力:COMMUNITY OF MADRID TOURISM BOARD、MÉXICO TOURISM BOARD、SGAE、FUNDACION AUTOR、INSTITUTO CERVANTES、スペイン大使館、SRE、ICAA、アルゼンチン大使館、AIR FRANCE、INCAA、AEROMEXICO、Corona Extra、Freixenet、Café de Colombia、AMBULANTE、H.P. FRANCE、International Press、tactica
映画祭の詳細は公式サイトにて  http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/

執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno