ワーナー・ブラザース映画配給『スカイ・クロラ』は、8月2日から公開されるが、20分間に及ぶ映像披露が、25日マスコミ限定で行われた。
同作品は、『イノセンス』などの押井守監督が、森博嗣の同名の原作をアニメ化するもの。音響作業を終え、現在は本編完成に向けた最後の追い込みに入っている。

20分間の映像は、飛行機の空中戦などを中心に展開する。人物、動物は、明らかなアニメの造型なのだが、背景は緻密極まるリアリズム描写。
いささかダークな色に染め上げられたそのリアリズム描写は、押井守監督の代表作の1本である『アヴァロン』の世界像とも似ており、まさに押井世界全開の趣がある。きらびやかな舞台装置が前面に出た、同監督のアニメの前作『イノセンス』とは全く違った作品になりそうだ。

なお、3月27日から東京ビッグサイトで開催中の「東京国際アニメフェア2008」の日本テレビブースで、次のとおり監督他のトークイベントが行われる予定。

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