海外の3人の監督による東京を舞台にしたオムニバス映画 『TOKYO!』(仮題)<2008年公開>。

ポン・ジュノ監督作品 「Shaking Tokyo」 (出演:香川照之、蒼井優、竹中直人ほか)の撮影を無事に終え、いよいよミシェル・ゴンドリー監督の撮影がスタート致します。
監督自らが“最高のキャスト!”と太鼓判を押す豪華出演者が決定致しました。

作品名:「Hiroko and Akira in TOKYO」(映画 『TOKYO!』の中の一篇)
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、妻夫木聡、大森南朋ほか
公開:2008年公開

<シノプシス>
とある地方から恋人とともに上京してきた女性。売れない映画監督の彼について東京へやってきたが、自分自身の目的のなさを実感する。
「なぜ私はここにいるのだろう……?」
ある日、彼女は体の異変に気づいた。肋骨の一部が木になってきているのだ!

◆監督:ミシェル・ゴンドリー

ミシェル・ゴンドリーは、ビョーク、ザ・ローリング・ストーンズ、ケミカル・ブラザーズ、レディオヘッド等のミュージック・ヴィデオで次から次に新しい映像表現を追求考案し、溢れる才気を遺憾なく開花し続けてきた。
その彼が撮った初の長編劇映画『ヒューマンネイチャー』の奇想天外さは、つづく『エターナル・サンシャイン』で昇華し、多くの人々の胸に永く残る作品として結実した。
新作『恋愛睡眠のすすめ』は、一転して彼の自伝的要素を取り入れたチャーミングな作品でゴンドリー・ワールドのルーツを愉しめる。
Tokyo とゴンドリーはどんな化学反応を引き起こすのであろうか?

◆from ミシェル・ゴンドリー

■企画への意気込み
 この映画では、「若いカップルが慣れない大都会で居場所を見つける大変さ」を描いているものの、東京という街を、非人間的なメガロポリスとして描くことが目的なのではありません。
 仕事中心の現代社会を生き抜くのに必要であろう“本能”を持っていないある若い女性の繊細な人格」について描きたいのです。
 東京にやってきた女性。
 作品のはじまりは、いきいきとしてユーモアに満ちています。
 しかし、徐々に彼女は自分の居場所を見失っていく。けれども、この東京でその女性は新たな友人との間に“ユーモア”“優しさ”“愛”を見つけだすことになるのです。

■キャスト&東京での撮影について
 日本のキャスト&スタッフと仕事が出来ることを本当に楽しみにしています。キャスティングに関しては、今までの自分の作品の中で、“最高のキャスト”が実現して、とても満足しています!
 世界の他の大都市にはない、東京のロケーションを活かした作品を作りたいと思います。

◆藤谷文子(ふじたに あやこ)

◎出演するにあたって
 様々な新しい経験が出来そうですし、一緒にお仕事をしたいと思っていましたキャストの方々、スタッフの方々とご一緒させていただくので喜ばしく思っています。

◎ミシェルゴンドリー監督と仕事するにあたって
 大好きな監督です。あの世界に自分が入るということを思うともうすでに完成が楽しみですが、それにはまず、みんなで、つくらないといけませんね。楽しみです。

◆加瀬亮(かせ りょう)

◎出演するにあたって
 頑張りたいと思います。

◎ミシェルゴンドリー監督と仕事するにあたって
 監督は愉快な人なので、楽しみにしています。

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「東京って何?」という問いかけに、人はいろんなイメージと言葉で答えを探そうとする。
……大都会、未来、欲望、希望、絶望、憧れ……。
一見無機質で、ひたすら雑多で不条理なこの都市を、3人の海外の監督が読み解こうとする試み、それが『TOKYO!』(仮題)である。

『殺人の追憶』『グエムル—漢江の怪物—』とまさに今、世界で最も旬な監督ポン・ジュノ。
『エターナル・サンシャイン』以来、独特のロマンティック・コメディを確立し、現在も『恋愛睡眠のすすめ』がヒット中のミュージッククリップ界の鬼才ミシェル・ゴンドリー。
そして、『ポンヌフの恋人』で世界を沸かせ、『ポーラX』以来の新作を待たれているアンファン・テリブル(恐るべき子供)レオス・カラックス。

あらゆる人と物を飲み込んでうごめく“TOKYO”という生き物が、東京を知らない海外の映像作家たちによって、思わぬファンタジックな姿を与えられるだろう。

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●企画概要

製作:仏=日=韓国 合作映画
    comme des cinemas(仏)= Bitters End(日)=Sponge Ent.(韓)
撮影:2007年8-11月(完成上映時間:全編で90-100分ほど)
公開:2008年
共同製作・配給:ビターズ・エンド
ほとんどのシーンを東京で撮影予定。

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