音楽界に大きな影響を与え、32歳でこの世を去った音楽批評家・間章(Aida Aquirax)は、フリー・ジャズ、プログレッシヴ・ロックなどを積極的に日本に紹介し、ミュージシャンと協働して新しい音楽に挑戦していった。
そんな間章の批評とは、運動とは何だったのか。間章が駆け抜けた70年代とは何だったのか。
本作品は、演出の傍ら執筆活動もする映画監督・青山真治が、撮影開始から約5年の歳月をかけて完成させた全6章からなる長編ドキュメンタリー。3時間半にわたる映画『ユリイカ』で世界を熱狂させた青山真治が7時間半かけて描いた世界とは? 中学生のころに決定的な影響を受けた間章の、文学的かつ哲学的な音楽批評の軌跡と彼が生きた時代とを、ゆかりのあるミュージシャン、批評家の証言によって映像化を試みた野心作。

第1章 時代の未明から 54分
第2章 反復する未明 77分
第3章 非時と廃墟そして鏡 81分
第4章 僕はランチにでかける 77分
第5章 この旅には終わりはない 79分
第6章 来たるべきものへ 75分

2007年6月30日、池袋シネマ・ロサにて3週間レイトショー

公式サイト
http://www.aa-movie.com/

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