第58回ロカルノ国際映画祭審査員特別賞・国際芸術映画評論連盟賞を受賞した弊社製作・配給作「Un Couple Parfait」の邦題が『不完全なふたり』に決定しましたのでお知らせします。
本作品は、離婚を決めた40代の夫婦が、友人の結婚式のために訪れたパリで過ごす数日間を描いた作品で、すべてフランス語ダイアローグ、オールフランス・ロケで撮影されたフランス・日本合作映画です。
別れを決めて初めて互いへの愛に気づく夫婦に扮するのは、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ(『ふたりの5つの分かれ路』)とブリュノ・トデスキーニ(『ソン・フレール-兄との約束』)。
ヨーロッパを代表するふたりの名優が、男女ふたりで生きていくことの難しさ、素晴らしさを繊細な演出で描いています。

<諏訪敦彦>
1960年広島県出身。1997年、『2/デュオ』で監督デビュー。
ロッテルダム映画祭でNETPAC賞を受賞したのを始めとして、国内外で絶賛される。二作目の『M/OTHER』は、99年カンヌ国際映画祭監督週間に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。主演にベアトリス・ダルを起用した三作目『H-Story』は、2001年カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品される。
3月公開予定の『パリ、ジュテーム』ではジュリエット・ビノシュ、ウィリアム・デフォーを起用した一編を手がけている。

『不完全なふたり』
監督/構成:諏訪敦彦 
撮影/アーティスティック・ディレクション:キャロリーヌ・シャンプティエ
主演:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ(『ふたりの5つの分かれ路』)
    ブリュノ・トデスキーニ(『ソン・フレール-兄との約束』)
原題:Un Couple Parfait
2005年/フランス=日本/カラー/108分
製作:コム・デ・シネマ、ビターズ・エンド 
提供:ビターズ・エンド、スタイルジャム
配給:ビターズ・エンド

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