「硫黄島からの手紙」ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀作品賞に選定
ワーナー映画「硫黄島からの手紙」
12月6日(水)発表 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
今年の最優秀作品賞に選定!!
全編日本語(外国語)映画として初快挙!!
米アカデミー賞の前哨戦の1つとなるナショナル・ボード・オブ・レビュー賞がニューヨーク現地時間12月6日(水)に発表され、クリント・イーストウッド監督作品「硫黄島からの手紙」(12月9日公開)が今年の最優秀作品賞に選定され、全編日本語(外国語)映画として初快挙を達成した。さらに、同監督作「父親たちの星条旗」は作品TOP10に選定され、“硫黄島2部作”が同時選定となった。
本作品は、映画界最高の才能が集結し、歴史的な硫黄島の戦いを日米双方の視点で描く映画史上初の2部作として、アメリカ側の視点で描いた「父親たちの星条旗」(公開中)と、日本側の視点で描いた「硫黄島からの手紙」が製作され、戦争の勝ち負けではなく、2本の映画を通して、“武力”のみならず、“文化の衝突”として描いた超大作。
<2006年 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞>
★最優秀作品賞: 「硫黄島からの手紙」
★作品賞トップ10: 「硫黄島からの手紙」
(以下はアルファベット順)
「バベル」 「ブラッド・ダイヤモンド」(原題) 「ディパーテッド」
「プラダを着た悪魔」 「父親たちの星条旗」 「The History Boys」
「リトル・ミス・サンシャイン」 「Notes on a Scandal」 「The Painted Veil」
※ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞全リストは別紙参照
<ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞とは>
ナショナル・ボード・オブ・レビューは、ニューヨークの映画専門家・約120人ほどの投票によって決められている、95年の長い活動歴を誇る権威ある賞。毎年賞レースの先陣を斬って発表され、“アカデミー賞に繋がる賞”として評価されている。近年では、「グッドナイト&グッドラック」、「ネバーランド」、「ミスティック・リバー」(クリント・イーストウッド監督作)が最優秀作品賞に選定されている。
ナショナル・ボード・オブ・レビュー代表アニー・シューホフ氏は6日、『「硫黄島からの手紙」はクリント・イーストウッド監督の最高傑作であり、現代映画で最も偉大な作品の一つである。』と評した。
同賞に選出されたことで「硫黄島からの手紙」はアカデミー賞候補入りにも期待がかかる。尚、「硫黄島からの手紙」米国公開は、12月20日(水)よりニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコで限定公開。来年1月拡大公開予定。
監督:クリント・イーストウッド
製作:クリント・イーストウッド、スティーブン・スピルバーグ、ロバート・ローレンツ
出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童
「硫黄島からの手紙」
12・9(土)、丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー!!
http://www.iwojima-movies.jp
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■参考
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2006年 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞一覧
The National Board of Review Awards
2006年12月6日(水)、ニュー・ヨーク時間発表(★=BEST)
◆最優秀作品賞 BEST FILM
★硫黄島からの手紙 「クリント・イーストウッド監督」(ワーナー映画配給、12月9日公開)
◆最優秀監督賞 BEST DIRECTOR
★マーティン・スコセッシ 「ディパーテッド」(ワーナー映画配給、来年1月20日公開)
◆最優秀主演男優賞 BEST ACTOR
★フォレスト・ウィテカー 「The Last King of Scotland」
◆最優秀主演女優賞 BEST ACTRESS
★ヘレン・ミレン「The Queen)
◆最優秀助演男優賞 BEST SUPPORTING ACTOR
★ジャイモン・フンスー 「ブラッド・ダイヤモンド」(ワーナー映画配給、来年GW公開)
◆最優秀助演女優賞 BEST SUPPORTING ACTRESS
★キャサリン・オハラ 「For Your Consideration」(ワーナー映画配給、来年公開)
◆ブレイクスルー演技男優賞 BREAKTHROUGH PERFORMANCE – Male
★ライアン・ゴズリング「Half Nelson」
◆ブレイクスルー演技女優賞 BREAKTHROUGH PERFORMANCE – Female
★ジェニファー・ハドソン 「ドリームガールズ」
★菊地凛子 「バベル」
◆最優秀アンサンブル演技賞 BEST ACTING BY AN ENSAMBLE
★「ディパーテッド」
◆最優秀デヴュー監督賞 BEST DIRECTORIAL DEBUT
★ジェイソン・ライトマン 「サンキュー・スモーキング」
◆最優秀脚本賞 BEST ORIGINAL SCREENPLAY
★「Stranger Than Fiction」
◆最優秀脚色賞 BEST ADAPTED SCREENPLAY
★「The Painted Veil」
◆作品トップ10 Top Ten Films [in alphabetical order]
★「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)
・「バベル」(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)
・「ブラッド・ダイヤモンド」(エドワード・ズウィック監督、ワーナー映画配給、来年GW公開)
・「ディパーテッド」(マーティン・スコセッシ監督、ワーナー映画配給、来年1月20日公開)
・「プラダを着た悪魔」(デヴィッド・フランケル監督)
・「父親たちの星条旗」(クリント・イーストウッド監督、ワーナー映画配給、公開中)
・「The History Boys」(ニコラス・ハイトナー監督)
・「リトル・ミス・サンシャイン」(ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス監督)
・「Notes on a Scandal」(リチャード・エア監督)
・「The Painted Veil」(ジョン・カーラン監督)
◆最優秀外国語映画賞 BEST FOREIGN FILM
★「Volver」(スペイン)
◆外国語映画トップ5 Top Five Foreign Films [in alphabetical order]
★「Volver」(スペイン)
・「Curse of the Golden Flower」(中国)
・「Days of Glory」(アルジェリア)
・「Pan’s Labyrinth」(メキシコ)
・「Water」(カナダ)
◆最優秀アニメーション映画賞 BEST ANIMATED FEATURE
★「カーズ」
◆最優秀ドキュメンタリー映画賞 BEST DOCUMENTARY
★「不都合な真実」
◆ドキュメンタリー映画トップ5 TOP FIVE DOCUMENTARIES [in alphabetical order]
★「不都合な真実」
・「51 Birch Street」
・「Iraq in Fragments」
・「Shut Up & Sing」
・「Wordplay」
◆表現の自由を反映した特別映画賞THE BVLGARI AWARD FOR NBR FREEDOM OF EXPRESSION
★「Water」
★「ワールド・トレード・センター」
◆インディペンデント映画賞 Top Independent Films [in alphabetical order]
★「Akeelah and the Bee」
★「Bobby」
★「輝く夜明けに向かって」
★「敬愛なるベートーヴェン」
★「A Guide to Recognizing Your Saints」
★「Half Nelson」
★「The Illusionist」
★「Lonsome Jim」
★「Sherrybaby」
★「10 Items or Less」
★「サンキュー・スモーキング」
◆製作者賞 CAREER ACHIEVEMENT IN PRODUCING
★アーウィン・ウィンクラー
◆ビリー・ワイルダー賞 BILLY WILDER AWARD FOR EXCELLENCE IN DIRECTIING
★ジョナサン・デミ
◆功労賞 CAREER ACHIEVEMENT AWARD
★イーライ・ウォラック
◆映画史に対するウィリアム・K・エヴァーソン賞 WILLIAM K.EVERSON AWARD FOR FILM HISTORY
★ドナルド・クリム
以上