今川泰宏監督による04年版TVアニメ「鉄人28号」の劇場版、『鉄人28号 白昼の残月』の公開日が決定致しました。

3月31日より新宿武蔵館ほか全国順次ロードショー

『鉄人28号 白昼の残月』

今川泰宏監督(「ミスター味っ子」「ジャイアントロボ THE ANIMATION-地球が静止する日」)による、04年版TVアニメ「鉄人28号」は、原作漫画のキャラクター設定を借りながら全くのオリジナルのストーリーが用意された。原作の連載が始まった昭和30年代の東京の風物や当時の世相を積極的に取り入れ、”太平洋戦争”という巨大な力に翻弄された人々の悲しい運命をきっちりと描き、ロボットアニメながら骨太のヒューマンドラマとして高い評価を得た。往年の名曲「正太郎マーチ」のリメイクを千住明氏が手掛け、各界著名人で構成される「六本木男性合唱団倶楽部」が唄うなど、音楽面の完成度の高さも話題になった。

 本作『鉄人28号 白昼の残月』は今川版TVアニメのコンセプトを引きつぎつつ、アナザーストーリーが展開される。
太平洋戦争終結後、10年。復興に沸く東京で、少年探偵・金田正太郎は”鉄人28号”を操作して難事件を次々に解決していた。そんな彼の元に戦争で行方不明になっていた自分と同じ名前を持つ兄、”ショウタロウ”が復員する。時同じくして発覚する、秘密兵器”廃墟弾”の存在。兄と共に”廃墟弾”の謎に迫るうち、正太郎は兄の中に残る太平洋戦争が残した深い心の傷跡に向き合うこととなる・・・。

サウンド・背景はもちろんのこと、鉄人と敵のロボットとの対決シーンもよりパワーアップ。主題歌にはTV版と同じく「六本木男性合唱団倶楽部」が唄う「正太郎マーチ」「鉄人28号」が使われている。また劇中音楽は「ゴジラ」シリーズで知られる故・伊福部昭氏の曲を使用。作品に荘厳な深みを与えている。

 今川泰宏監督が脚本・絵コンテも担当。アニメーション制作はパルム・スタジオ。制作はGENCO、ガンジス。製作はキングレコード。配給・宣伝はメディア・スーツ。

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