フランスが誇るセリ・ノワールの伝説、怪盗ファントマ。
変幻自在の怪盗、ファントマが再び街に舞い降りる!

フランスが誇る、変幻自在の怪盗ファントマ!
セリ・ノワール(暗黒叢書と呼ばれる犯罪小説)の歴史の中でも、連続活劇ものとして最も愛されてきたファントマ。本国フランスでは大規模な展覧会も開かれるなど、今もって高い人気を誇っている。サイレント期にも5作品が制作されているが、1960年代に発表されたこの三部作では、よりポップなSFアクションコメディに仕上がっている。

名優たちの軽妙な演技にも注目!
『オルフェ』でコクトーを虜にしたジャン・マレーがスタイリッシュに新聞記者を演じ、『女は1回勝負する』の美女ミレーユ・ドモンジョとのロマンスも見所。名優ルイ・ド・フュネのおとぼけ警部ぶりがルパン三世の銭形警部を思わせてこちらも痛快。ちなみに怪盗ファントマはノークレジットだが、良く観察すれば判るかも!?

アーティストたちが愛したファントマ
パリ大学で医学を学んだマルセル・アランと元弁護士ピエール・スーヴェストルによる共作で、1911年に第一作を発表。1913年までに32作品を著し、ピカソなど芸術家や知識人たちに支持され、クルト・ワイルなどによってラジオ番組も制作。ピエール・スーヴェストルの死後はマルセル・アランが一人で執筆し、1963年に全43作品として完結。

空飛ぶシトロエンなどガジェット感もタップリ!
007を筆頭に、スパイアクション全盛期に制作された作品だけに、空飛ぶ車、ラジコン爆弾、テレパシー誘導銃、葉巻銃、メカ義手にファントマの変装マスクなど、ユーモラスなアイデアに溢れていてレトロフューチャーなガジェット感タップリ。美しいドレスに身を包むミレーユ・ドモンジョに相応しく、モダンなインテリアも見所!

夏休み、ライズXほか全国順次ロードショー

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