04年夏出版されると新聞各紙の書評で傑作と絶賛され、「本の雑誌」が選ぶ2004年ベスト10の第1位となった後、第2回本屋大賞・第26回吉川英治新人文学賞をダブル受賞し、現在までに20万部を超えるベストセラーとなっております、恩田陸氏の小説『夜のピクニック』の映画化権をムービーアイエンタテインメント株式会社が獲得し、製作することが決定しました。
本作は24時間で80キロ歩くというある高校の伝統行事を舞台に、主人公の秘密、友情、愛情を深く見つめてゆく、涙と感動の青春物語です。監督・共同脚本は「ココニイルコト」で各映画賞新人監督賞を受賞した「13階段」の長澤雅彦監督。長澤監督は『 最高の青春小説の映画化に胸が躍っています。最高のスタッフたちと共に、丁寧に準備していきます。ただひたすら歩くという事のもつ特別な瞬間を、映像に確かに写し取る事に挑戦します』とコメントしております。
主演は本年7月9日より公開される「HINOKIO」で1,000人を超えるオーディションの中から選ばれ主演デビューを飾り、秋には長澤雅彦監督の「青空のゆくえ」が公開される多部未華子と、この春TBS開局50周年スペシャル「青春の門・筑豊篇」に主演し、秋に映画「蝉しぐれ」の公開が控える石田卓也という次代の映画界を担うフレッシュな顔ぶれを抜擢。撮影は今年の夏に行い、完成はCG等映像処理を経て06年の初頭、公開は松竹と共同配給で06年下半期を予定しています。

タイトル=「夜のピクニック」
原作= 恩田陸(新潮社刊)
監督= 長澤雅彦
脚本= 三澤慶子 + 長澤雅彦
企画・プロデュース= 牛山拓二 + 武部由実子
ラインプロデューサー=上原英和
撮影= 小林基己
照明= 中村裕樹(「世界の中心で愛をさけぶ」「北の零年」)
コンセプチュアル・デザイン= 種田陽平(「キルビル」)
主演= 多部未華子(7月9日公開「HINOKIO」・秋公開「青空のゆくえ」)
石田卓也(ドラマ「青春の門筑豊篇」・秋公開「蝉しぐれ」)

企画・製作プロダクション=ムービーアイ エンタテインメント
企画協力=JCM
配給=ムービーアイ + 松竹共同配給

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原作:恩田陸氏映画化へのコメント
『映画化はうれしいです。でも、夜歩く話なので、どうやって撮るか心配なのと同時に楽しみです』

甲田貴子役:多部未華子コメント
『プレッシャーに負けそうですが、ポジティブに貴子を演じたいです。とにかく楽しんで臨みたいと思います!』

西脇融役:石田卓也コメント
『80kmという未知の距離を実際に歩くことによって、それがどのように演技につながっていくのか楽しみです』
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