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     ドキュメンタリー映画 『にがい涙の大地から』
          東京連続上映会のお知らせ
     3月2日日〜9日まで  日中友好会館大ホール
         お得な前売りチケット発売中!!
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 ■■■  戦争が終わって60年 
 ■■      中国の大地には今も
 ■          日本が棄てた兵器たちが眠り続けている
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7月以来、各地で上映を続けてきましたがこのたび、以下の映画祭やジャーナリスト等を受賞しました。
 
    2004年12月・台湾のドキュメンタリー映画祭正式出品
    2004年12月・平和・協働ジャーナリスト基金奨励賞
    2005年2月 アースビジョン地球環境映像祭正式出品
     
これを記念しまして、日中友好会館のご協力で3月に東京での連続上映会が決定しましたのでお知らせいたします。

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■それは、ひとつの出会いから始まった

 2003年に訪れた中国で、私は27歳のリウ・ミンに
 会いました。彼女の父親は1995年に旧日本軍の
 砲弾の事故で殺されていて、一家は極貧に転落しました。
 学校を中退して借金のために働き続けた8年が、リウ・ミンに
 未来のない人生を強いていました。

■平和な時代に突然に・・・

 リウ・ミンとの出会いに胸が詰まる思いをした私は、
 その後、日本軍が遺棄した化学兵器などの
 被害者60人に取材しこの作品を作りました。
 ある者は失明し、ある者は生殖機能を奪われ、
 ある者は下半身が吹き飛んで殺されていました。
 その誰もが、平和な時代に、突然、未来を奪われました。

■よみがえる悪魔・化学兵器が命と環境を蝕む
 
 イラクなどで子どもがクラスター爆弾のかけらなどを拾って
 爆死する話を耳にします。それと、同じ事が今も中国で
 続いています。2003年には黒竜江省でドラム缶に入って
 棄てられていた日本軍の毒ガスが原因で、1人が死亡・
 子どもを含む43名に深刻な後遺症が残り苦しんでいます。

■平和な時代に傷つけられる人々
 
 今も、世界中で戦争が続いていますが、
 戦争を始める人は戦場にはいきません。
 傷つけられるのはいつも名もなき市民です。
 そして、一度始めた戦争の被害は戦争が終わった後も長く続くのです。
 かつての戦争の置き土産で、平和な時代に傷つけられ、
 殺される人々。彼らの声に耳を傾けてください。 

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■ 東京上映会のご案内
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◎ 3月2日〜9日  日中友好会館大ホール(飯田橋)
   「にがい涙の大地から」 
    ①14:30〜 ②16:45〜 ③19:00〜
    当日 1300円  前売り 1000円
    (学生・シルバー・障害者200円割り引き)
 
    ◇チケット予約は 080−1045−8030

    5枚以上前売り券を購入して下さった方には
    1枚900円でお譲りします。

◎インドネシアの元「慰安婦」の過去への旅を取材した
前作・『マルディエム彼女の人生に起きたこと』も同時上映。
 
     ◇連日 12:30〜上映。

◎「にがい涙の大地から」と「マルディエム」のチケットの
  半券を当日会場にお持ちいただければ
  もう一本は半額でご覧になれます。

※その他の上映会はこちらでお確かめください。
  http://www014.upp.so-net.ne.jp/kanatomoko/page005.html
     
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ドキュメンタリー映画 『にがい涙の大地から』
監督・撮影・編集 海南友子  2004年 87分