ウルトラマン初期作品における海外の商品化権利に関してタイの映画製作会社会長サンゲンチャイ・ソンポテ氏との間で争っていた訴訟で、27日、最高裁は円谷プロが敗訴となった。
ウルトラマンの「生みの親」である円谷英二氏の息子で当時円谷プロ社長だった皐氏がサンゲンチャイ・ソンポテ氏から貸付金の対価に海外独占権を譲り契約書を交わしており、その契約書の真偽が問題となっていたが、最高裁は、本物であると認め、円谷プロ側の上告を棄却した。
これで、「初代ウルトラマン」から「ウルトラマンタロウ」までの5代にわたる作品における日本以外での商品化権及び放映権などを円谷プロは、失しなったことになる。