〜蘇るシュールな肉体、戦後日本のアヴァンギャルドの起源がここにある〜

1973年6月、京都大学西部講堂における土方巽、最後の伝説的舞踏!!
世界的ダンス・ブームにあって、特に異彩を放ち注目を集めている日本のBUTOH。
1950年代末からの戦後日本のアヴァンギャルド・アートのムーブメントの渦中から立ち現れた舞踏、その創始者としての土方巽の名は今なお燦然たる輝きを放ち、様々な芸術ジャンルに多大な影響を与えてきました。
1973年に自らの舞踏を封印した土方巽の、映像として残された最後の公演がこの「夏の嵐」です。全共闘運動の残り火がまだ消えやらぬ京都大学構内での伝説の舞踏は、3台の8ミリフィルムのカメラに記録され、30年の時を経て、最新のデジタル技術を駆使し、鮮やかに蘇りました。土方巽:暗黒舞踏の頂点の映像が今ここに展覧されます。

企画・監督:荒井美三雄 出演:土方巽、芦川羊子、小林嵯峨、玉野黄市、和栗由紀
夫花上直人、他 音楽:YAS-KAZ 製作:新井明美 撮影:堀美臣(2003年)、中
島徹、他(1973年)

3月27日より公開されている『土方巽 夏の嵐』がじわじわ話題を呼び、大変好評につき上映期間が5月21日まで延長される事となりました。
毎週恒例のイベント次回は、5月1日(土)21:00〜 石井達郎氏(舞踊・演劇・映画評論家)が決定し、他イベント検討中です。

          *各回とも当日映画をご覧になる方のみ参加できます。無料。トーク終了後、上映

配給:イメージフォーラム+荒井事務所
3月27日よりシアター・イメージフォーラムにてレイトロードショー公開中および4月17日より大阪シネ・ヌーヴォにてレイトロードショー!!

『土方巽 夏の嵐 2003〜1973 燔犧大踏鑑』トークゲストに写真家の細江英公が登場
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=790