第55回カンヌ国際映画祭特別招待作品に吉田喜重監督最新作「鏡の女たち」が決定。
かつてヌーベル・ヴァーグといわれた吉田喜重監督の42年間に渡る監督人生に対する評価であり、劇映画としては19本目の「鏡の女たち」が描いた普遍的女性像への国境を越えた共感を表している。

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広島で被爆した婦人と、その娘、孫の3人の女性を描く
「戦争の世紀」と言われた20世紀を振り返る上で原爆投下の事実は欠かせないと考える吉田監督が6年間、構想を練り、脚本を書き上げた。被爆者である老婦人の愛と、記憶を失い失跡していた娘の美和、孫の夏来の3人が広島を訪ね、半世紀前の「あの日」をたどりながら、絆(きずな)や安らぎを取り戻していく物語。愛役は岡田茉莉子さん、美和役は今村昌平監督の「黒い雨」に主演した田中好子さん、夏来役は一色紗英さんが務める。
本作は、フランス国立映画センターの特別協力でフランス文化に貢献した外国人芸術家に対する助成金制度で製作されており、日本映画としては初の作品となる。

本作の日本公開は、10月ロードショー公開されます。

□作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2667