アメリカン・ニュー・シネマの幻の名作が、30年の沈黙を破り、ディレクターズカット版として姿をあらわす。
自由を求め、妻と娘を捨て旅立った男が、さすらいの果て、長年放浪をともにしてきた親友を伴い家に戻る決意をする。大自然を背景に、完璧に計算されたリズムの仲で、男のストイシズムとロマンティシズムが交錯し、そこに浮かび上がってくるのは人生をさすらう男たちの悲しくも美しい姿。『イージーライダー』の成功の後、ピーター・フォンダが主演・初監督作として取り上げた本作『さすらいのカウボーイ』が初公開から30年、今まで隠れた傑作といわれながら不遇に会った本作がデジタルマスタープリントで甦る。

『さすらいのカウボーイ』ディレクターズカット版は、2002年7月下旬よりシネセゾン渋谷にてレイトショー公開

□作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2976