┌────────────────────────────────────┐
│●アヴァンギャルド・クラシックス                    │
└────────────────────────────────────┘

【第一弾】 10月28日(土)〜11月17日(金) レイト企画プログラム
──────────────────────────────────────
午後の網目─マヤ・デレン映画回顧展
──────────────────────────────────────
監督:マヤ・デレン/1943〜59年/全75分/アメリカ映画
●上映作品『午後の網目』(1943年)、『陸地にて』(1944年)、『カメラ
のための振付けの研究』(1945年)、『変形された時間での儀礼』(1946
年)
、『暴力についての瞑想』(1948年)、『夜の深み』(1952〜59年)
●『午後の網目』で知られる女性映像作家マヤ・デレン。彼女は16ミリ・カメラに
よるインディペンデント映画を芸術表現に高めたひとりであり、アメリカにおけるア
ヴァンギャルド映画の勃興に先駆的な役割を果たした女性作家である。彼女の1940年
代初期からの作品群は、その後のアメリカに台頭したアンダーグラウンド映画・実験
映画・個人映画に大きな影響を及ぼし、「最も純粋な意味で映画を使う芸術家」(ジ

ナス・メカス)、「アメリカのアヴァンギャルドにおける映画作家=理論家の系譜は
マヤ・デレンに始まる」(P・アダムス・シトニー)とさえいわれる。また、フェミ
ニズム映画の勃興に大きな影響を与え、「アメリカの実験映画の母」(バーバラ・ハ
マー)と呼ばれるにふさわしい存在でもある。この回顧展は日本におけるマヤ・デレ
ンの全映画作品(未完の作品を除く)初の正式公開となる。

【第二弾】 2001年1月予定 レイト企画プログラム
──────────────────────────────────────
ドナルド・リチー映画回顧展
──────────────────────────────────────
監督:ドナルド・リチー/1962年〜1967年/全62分/日本映画/協力:ニュー
ヨーク近代美術館
●上映作品『戦争ごっこ』 (1962年)、『猫と少年』(1967年)、『熱海
ブルース』(1962年/1967年再編集/音楽:武満徹)、『死んだ少年』(19
67年/原作:高橋睦郎)
●アメリカ生まれのドナルド・リチーは、40年以上にわたり日本に滞在し、欧米で
の溝口健二、小津安二郎、黒澤明など日本映画の紹介に多大な貢献をし、その研究書
でも広く知られている。1941年より自ら8ミリ、16ミリの個人映画、実験映画
の制作も手がけ、日本の実験映画作家の草分け的存在でもある。64年には飯村隆彦、
大林宣彦らが結成した「フィルム・アンデパンダン」の活動に参加、胎動期にあった
日本の実験映画界をリードしてきた。その作品は革新的な映像表現、豊かな叙情性と
エロティシズムに富み、実験映画の古典として高い評価を得ている。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃        シアター・イメージフォーラム施設概要          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

劇  場  名:シアター・イメージフォーラム
        (1階=シアター・イメージフォーラム1、
        地下1階=シアター・イメージフォーラム2)
座席数(予定):70席(シアター・イメージフォーラム1)
         110席(シアター・イメージフォーラム2)
スクリーン・サイズ:スタンダード、ヨーロッパビスタ、アメリカンビスタ、   
        シネマスコープ 
        最大幅4,440mm×高さ2,400mm(シアター・イメージフォー
        ラム1)
        最大幅6,100mm×高さ3,300mm(シアター・イメージフォー
        ラム2)
映 写 設 備:全自動35ミリ、16ミリ、デジタル・ビデオシステム(予定)
音 響 設 備:モノラル、ドルビーステレオ、ドルビーSR、ドルビーデジタル
付 帯 施 設:イメージフォーラム付属映像研究所(2階)
        イメージフォーラム事務所、(株)ダゲレオ出版事務所(3階)
設     計:(株)高崎正治都市建築設計事務所
施     工:大成建設(株)
開  館   日:2000年9月2日(8月29日竣工)
住     所:東京都渋谷区渋谷2-10-10 イメージフォーラム・ビル
        〒150-0002
交     通:・JR、営団、東急、各渋谷駅より徒歩5分。京王・渋谷駅より徒歩
        7分。宮益坂上がり右手入る。
        ・営団表参道駅より徒歩7分。青山通り渋谷方向、宮益坂上手前左
        に入る。
電 話 番 号:未定(7月上旬決定)。
運 営 ・ 主 宰:(株)ダゲレオ出版/イメージフォーラム
代     表:富山加津江

※建物の完成イメージ→ http://www.imageforum.co.jp/theater

■(株)ダゲレオ出版/イメージフォーラ