スペインで大人気のじいさんキャラクターペティント登場

1999年 サンダンス映画祭正式出品作品(ワールド・シネマ部門)
1999年 ロカルノ映画祭 審査員特別賞受賞

『ミラクル・ペティント/EL MILAGRO DE P.TINTO』
1999年/スペイン映画/106min/カラー/アメリカン・ビスタサイズ(1:1.85)
ドルビーデジタルSRD/日本語字幕:石田泰子
提供:フジテレビジョン、ポニーキャニオン、パルコ/配給:パルコ
2000年6月上旬シネクイントにてミラクルロードショー!

<INTRODUCTION>
ダリ、ガウディ、ピカソを生んだスペインから、“フェセル兄弟”ついに日本上陸!

『バッファロー‘66』で一躍クリエイター・シーンのトップに躍り出たヴィンセン
ト・ギャロをフィーチャーしたパルコ+シネクイントが2000年、巷に押し寄せるラ
テンの大波に乗ってお届けするのは、スペインからやってきた、ほのぼのキャラク
ター、ペティントと、その創造者、フェセル兄弟。トゲトゲしくて、ほのぼのして
て、エロスもブラッドも何もない、ファミリー・ファンタジー・SF・ドラマにし
て、総天然色のブっとびムービー、『ミラクル・ペティント』は、本国スペインで、
98年クリスマスにプレミア上映されるやいなや、大ブレイクのヒットを飛ばし、関
連商品(サントラ盤、『ペティント』オフィシャル・ブック、マーチャンダイズ賞
品)などが売れまくっている大人のための人気キャラクター・ムービー。

監督、脚本を手がけるフェセル兄弟は、99年サンダンス映画祭で大絶賛を浴び、同
年、スイスのロカルノ映画祭で、審査員特別賞を受賞した、まさに新しい才能。本
国では人気CMクリエイターとして活躍中だった92年、夢でもあった映画製作に進
出。長編第一作目となる『ミラクル・ペティエント』で見せた、徹底的にディティ
ールにこだわる映画作りの手腕は、次世代のコーエン兄弟、そして、随所に散りば
められた“アソビゴコロ”は、ウォシャウスキー兄弟に優るとも劣らない、限りな
くポテンシャルの高い最新鋭のストーリーテラーだ。フェセル監督がスクリーンか
ら叩きつけてくる挑戦状を、解読する鍵は…そう、奇跡のことば「タラリン、タラ
リン」

<STORY>
何世代にも渡ってペティント一家の家訓はシアワセな家庭を築くこと。家業は代々、
バチカン教会に献上する教会用のウェハース職人。末っ子のペティントの夢はいつ
だって、ただ一つ。それは…大家族のお父さんになること!たくさんの子宝に恵ま
れて、子供たちが強くたくましく成長する様子を見守るのがペティントのささやか
な願いだった。そんなペティントの夢を実現するにはどうしても足りないものが…
それは奥さん?それとも?
ペティントとオリビアは幼なじみのクサレ縁。心優しいペティントは、若くして盲
目のオリビアと結婚し、ついに憧れの家庭を築くことになる。二人が新婚生活を始
めたスイートホームは、ドいなかのドまんなか、ご近所付き合いは一切ナシ。脇に
走る線路には、なんと25年に一度急行電車が通るだけ。この地で二人はひたすらコ
ウノトリさんがキュートな我が子を運んで来てくれるのを待つのだった。それなの
に…。
いく年もの月日が流れ…二人に子供ができる気配はマッタクなし。だって二人は、
「タラリン・タラリン」で子供ができるという、耳寄りな情報を子供の頃に仕入れ
たまま、その間違った知識が訂正されることなく老人になってしまったのだから…。
そんなこんなであっという間に50年が経ち、“旬”をとっくに過ぎてしまった二人。
我が家に子供はもう来ないのか?そんな諦めムードが漂う中、ついに二人の人生を
180度変えてしまう出来事が起こった…。果たしてこれはペティントが起こした
奇跡★ミラクル★なのか?

<STAFF>
製作:ルイス・マンゾ
監督:ハビエル・フェセル
脚本:ハビエル・フェセル、ギジェルモ・フェセル
撮影監督:ハビエル・アギレサロベ
美術:サセル・マカロン
音楽:スソ・サイス
編集:ギジェルモ・レプレサ
音響:ジェームス・ムニョス
映像効果:フェリックス・ベルヘス
キャスティング:パコ・ピノ
衣装デザイン:ピパ&ミラグロス“エン エッセナ”
メイク:ヘヘ・ゴドイ

<CAST>
ペティント:ルイス・シヘス
オリビア:シルビア・カサノバ
パンチート=ホセ:パブロ・ピネド
小人マルティアン1:ハビエル・アリェル
小人マルティアン2:エミリオ・ガビラ
ウシリョス:ハンフリ・トペラ
クリスピン:ヘルマン・モンタネル
マルティアン神父:トマス・サスエ
ルーザー:ヤヌス・ジムニアック
少年ペティント:カルロス・ソト
少女オリビア:ゴイザルデ・ヌニュス
ペティントの父:ホアン・マヌエル・チアベリ