ベルリン、パリ、ニューヨーク。君だけがいない三度目の夏がくる…愛する人の死から始まる、静かに、心打つ、愛と再生の物語『サマーフィーリング』公開決定!
東京国際映画祭東京グランプリ/最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』のミカエル・アース監督作品
ベルリン、パリ、ニューヨーク。君だけがいない三度目の夏がくる…愛する人の死から始まる、静かに、心打つ、愛と再生の物語
第31回東京国際映画祭東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』のミカエル・アース監督作品「Ce sentiment de l’été」(原題)が『サマーフィーリング』として7月6日(土)よりシアターイメージフォーラムほか全国順次ロードショーが決定致しました。併せてポスタービジュアルも解禁となります。
哀しみの扉を開けて、ゆっくり生まれ変わる。喪失を抱えながら過ごす三度の夏――
夏真っ盛りのある日。30歳のサシャは突然この世を去る。彼女の死は、二人の見知らぬ者同士を出逢わせる。サシャの恋人ローレンスとサシャの妹ゾエ。突然の別れとなったベルリン。深い悲しみが残るパリ。少しずつ自分の生活を取り戻すニューヨーク。三度の夏、三つの都市。愛した人の思い出と幾つもの美しい景色の中で、遺された者達は少しずつ人生の光を取り戻していく。
東京国際映画祭東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』のミカエル・アース監督長編第2作品
「明るい光が射す夏こそ、空虚さが際立ち、激しい喪失感を感じる季節だ」と語るアース監督は、それぞれの街を舞台に優しい眼差しで、哀しみを受け止める人々の繊細な心情描写を描く。撮影は、『わたしたちの宣戦布告』、『アマンダと僕』のセバスティアン・ブシュマン。夏の木漏れ日、青々とした木々の葉、行き交う人々の表情、瑞々しい夏の世界を16mmフィルムの荒い粒子越しに切り撮る。何より、湖で泳ぐ人、芝生に寝転がる観光客、フランスの避暑地アヌシー湖のシーンは、涙が出る程美しい。
悲しい出来事があっても、新しい朝は訪れ、残された者たちの日々は、愛も哀しみも受け入れただ静かに小波のように進んでいく。拭えない喪失感を抱えながら過ごす、三度の夏を静かに切り取り、観る者に優しい余韻を残す。
ローレンスの潤んだ瞳、ゾエの寂しげな微笑。この夏の感じをアコースティックの音色に乗せて――
ローレンスを演じるのは、『リプライズ』『オスロ、8月31日』などのヨアキム・トリアー監督作品で頭角を表したノルウェーのアンデルシュ・ダニエルセン・リー。ゾエには、ステファヌ・ブリゼ監督『女の一生』のジュディット・シュムラ。ゾエの母親役には、エリック・ロメール監督『緑の光線』のマリー・リヴェール。音楽は、ノスタルジー漂う旋律を奏でるタヒチ・ボーイ。挿入歌には、ピクシーズ、ラーズ、アンダートーンズ、ニック・ギャラリー、ベン・ワットなど、類いまれな選曲センスで夏の感じを、時に切なく、時にハッピーに彩る。細野晴臣のカバーで話題のマック・デマルコのライヴシーンも必見。
STORY 夏真っ盛りのある日。30歳のサシャは突然この世を去る。彼女の死は、ある二人の見知らぬ者同士を出逢わせる。サシャの恋人ローレンスとサシャの妹ゾエ。突然の別れとなったベルリン。深い悲しみが残るパリ。少しずつ自分の生活を取り戻すニューヨーク。三度の夏、三つの都市。愛した人の思い出と幾つもの美しい景色の中で、遺された者たちは少しずつ人生の光を取り戻していくーー。
監督:ミカエル・アース(『アマンダと僕』) 脚本:ミカエル・アース、マリエット・デゼール 撮影:セバスティアン・ブシュマン 編集:マリオン・モニエ 音楽:タヒチ・ボーイ
出演:アンデルシュ・ダニエルセン・リー(『パーソナル・ショッパー』『7月22日』)、ジュディット・シュムラ(『女の一生』『カミーユ、恋はふたたび』)、マリー・リヴィエール(『緑の光線』『恋の秋』)、フェオドール・アトキーヌ(『海辺のポーリーヌ』)、マック・デマルコ、ドゥニア・シショフ、ステファニー・デール 2015年/フランス・ドイツ/フランス語・ドイツ語・英語/カラー/1:1.85/DCP/106分 原題;Ce sentiment de l’été 配給:ブロードウェイ ©Nord-Ouest Films – Arte France Cinéma – Katuh Studio – Rhône-Alpes Cinéma