この度、第 31 回東京国際映画祭でチケット即完&⼤好評を博した、劇団「⽟⽥企画」主宰・⽟⽥真也による初映画監督作品『あの⽇々の話』(SPOTTED PRODUCTIONS 配給)が、4 ⽉ 27 ⽇(⼟)より渋⾕ユーロスペースほか全国順次公開する運びとなりました。
とある⼤学サークルの代表選挙が⾏われた夜。OB や現役⽣ら男⼥9⼈が残り、⼆次会でカラオケに興じていた。⼥⼦たちが席を外した際、思いがけず⼥⼦学⽣のカバンからコンドームが⾒つかり、男⼦メンバーのテンションは⼀気に上がり暴⾛していく。⼀⽅、⼥⼦たちは、OG と現役⽣の間で不穏な空気に包まれ始めていた。そして締めとなる決起会。和やかに終わると思われたが、ある発⾔をきっかけに全⼈間関係が次々と破綻へと追い込まれていく。華やかな⼤学デビューを果たしたはずの若者たちが裏切り、騙し合い、その果てに残ったものとは―。
「⼤学⽣のカラオケオール」という、陳腐とも⾔えるテーマを題材に、パワハラやマウンティング、世代間ギャップなど、⼈間社会の縮図を⽣々しく描くワンシチュエーション会話群像劇。⻘年団所属の演出家・⽟⽥真也が、⾃⾝による同名舞台を原作に映画監督デビューし、初演時の俳優が再結集した映画版では、若⼿
実⼒派の太賀と村上虹郎がゲスト参加しています。

本作への応援コメントが続々と到着しております!
映画『あの⽇々の話』と同様、低予算のインディーズ作品ながら、歴史に残る⼤ヒットを記録した映画『カメラを⽌めるな!』で主演を務め、本年度⽇本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した俳優・濱津隆之は、「何がどう⾯⽩いかと⾔われるとちょっと分からないですが、最後までじっと⾒ていられたということは、そこに⼈間の何かがあったのだと思います。」と朴訥としたキャラクターがにじむ⾔葉で応援。また、「さとり世代」などの名付け親であり、若者研究の第⼀⼈者・原⽥曜平さんや、同じくテレビのコメンテーターとしても知られる、世代・トレンド評論家の⽜窪恵さんといった若者の⽣態やカルチャーに詳しい専⾨家や、劇作家・映画監督の⼭内ケンジさんをはじめとする演劇、映画、テレビ関係者といったクリエイターなど、幅広いジャンルでご活躍の皆さまから続々と応援コメントいただいております(以下ご参照/敬称略)。

▼ 原⽥曜平(サイバーエージェント次世代⽣活研究所所⻑)
あまりの臨場感のため、マーケティングをしている⽴場としてはあまりにも不覚だが、割と最初の⽅からこのカラオケボックスに私がいるような錯覚に陥った。このとてつもない臨場感によるあまりによくありそうな群像劇は、今、世界的に流⾏っているリアリテショーを⼤きく超える、超リアリティショーと⾔えるのではないだろうか。

▼ ⽜窪恵(世代・トレンド評論家)
⼀⼈ひとりのキャラ設定が秀逸。イマドキの若者のノリや空気、世代間ギャップが「カラオケルームの⼀夜」に凝縮されている。この 1 本を観れば、若者が「サークル内の恋愛は⾯倒」と考える理由も分かるはず!

▼ ⼭内ケンジ(劇作家・映画監督)
この無名の俳優たちが実に素晴らしく、勝⼿にしゃべりたいことをしゃべっているかのようにリアルなのだが、これは⽟⽥監督の戯曲で、全員台本通りにしゃべっていて、彼によるきめ細かい演出の結果なのだから驚いてしまう。ラストの太賀(有名)も素晴らしい。

▼ ⽮⽥部吉彦(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)
さすが演劇版のオリジナルキャスト、キャラが⾻の髄まで染み込んだ役者陣が素晴らしく、本当にみんな軽薄でうかつな⼤学⽣にしか⾒えない。だから⾃分の当時を思い出して⾝がすくんでしまうのだ。『あの⽇々の話』とは「オレのあの⽇々」に他ならない。ああ、恥ずかしい。お⾒事。

▼ 松崎健夫(映画評論家)
⻘春に対する特別な想いは往々にして“何も起こらなかった”ことにある。 

▼ 濱⾕晃⼀(テレビ東京プロデューサー)
⾝もふたもない若者たちの⾝もふたもない⼀夜。意地悪な神様が⼈間の愚かさを笑うような素晴らしい演出でした。テレ東で⽟⽥監督のドラマを作るのが僕の⽬標になりました!

▼ 松林うらら(⼥優/『飢えたライオン』主演、『21 世紀の⼥の⼦』⼭中瑶⼦監督作品出演)
カラオケボックスの密室空間と、⼩さな組織に⽣きる若者たちはまるで現代の⽇本社会の縮図に映り、切れ味の良い会話劇はクセになる。
⻘春は、きっとダサくて滑稽で、痛々しい。オール明けの倦怠感も寂しさも、微笑ましくて、懐かしい。

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原作・監督・脚本 : ⽟⽥真也
出演:⼭科圭太、近藤強、⽊下崇祥、野⽥慈伸、前原瑞樹、森岡望、⾼⽥郁恵、菊池真琴、⻑井短 / 太賀 / 村上虹郎
企画:⽟⽥真也、⼭科圭太
製作:映画『あの⽇々の話』製作委員会(MOTION GALLERY STUDIO、レトル、ENBU ゼミナール)制作:MOTION GALLERY STUDIO
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS 宣伝協⼒:アニモプロデュース © 2018『あの⽇々の話』製作委員会
2018 年/⽇本/100 分/カラー/ステレオ/シネマスコープ http://anohibi.com
※この作品は三浦⼤輔・作「男の夢」に着想を得たものです。