アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作『心と体と』の鬼才監督イルディコー・エニェディの伝説的デビュー長編『私の 20 世紀』4K レストア版 の予告編が解禁された。
本作は、19 世紀末から 20 世紀の始まりを双子の姉妹とともに辿る、おとぎ話のようで風刺が散りばめられたきらめく傑作。1989 年カンヌ国際映画祭でカメラドール<新人監督賞>を受賞し、当時のニューヨーク・タイムズ紙で「フェデリコ・フェリーニ監督『8 1/2』以来、最も素晴らしく美しいモノクロ映画」と絶賛された。
予告編は、1880 年、エジソンの電球お披露目の場面から始まる。同じ頃ブダペストで生まれ、幼くして生き別れていた双子の姉妹は、時を経て気弱な革命家と華麗な詐欺師に。彼女たちを同一人物と思い込み恋をする謎の男を交えて、20 世紀の幕開けとともに姉妹の運命が再び重なり合っていく様子が切り取られている。
併せて作品公式サイトも本オープン。予告編や劇場情報に加えて、ストーリーやエニェディ監督・キャストのプロフィールなど作品詳細を確認できる。
新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田では、映画の印象的な場面を切り取ったオリジナルポストカード 2 枚付き特別鑑賞券(税込 1,400 円)を発売中。

◆『私の 20 世紀』4K レストア版 公式サイト http://www.senlis.co.jp/my20th
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『心と体と』エニェディ監督のデビュー作にして最高傑作
2018 年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、2017 年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作『心と体と』で注目されたハンガリーの鬼才監督イルディコー・エニェディ。彼女の伝説的デビュー長編『私の 20 世紀』が 4K レストア版として 30 年ぶりに蘇った。本作は 1989 年カンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞し、エニェディの名が世界に知られるきっかけを作った。当時のニューヨーク・タイムズ紙は「F.フェリーニ監督の『8 1/2』以来、最も素晴らしく美しいモノクロ映画」と絶賛した。『鏡』『ノスタルジア』などタルコフスキー作品でお馴染みのオレーグ・ヤンコフスキーが謎めいた男 Z を、ポーランド人女優ドロタ・セグダが双子とその母の 3 役を演じている。物語は 19 世紀末から 20 世紀の始まりを辿る。マッチから電球へ、ロバから汽車へ、伝書鳩から電報へ。夢のような技術の発展とともに人間は何を失ったのか――。怒涛の 20 世紀の幕開けを告げる奇跡の映画が、21 世紀の今蘇る!
新しい時代へ向かって 列車は走り出した――
エジソンが発明した電球のお披露目に沸き立つ 1880 年、ハンガリー・ブダペストで双子の姉妹が誕生した。リリ、ドーラと名付けられた双子は孤児となり幼くして生き別れる。1900 年の大晦日、気弱な革命家となったリリと華麗な詐欺師となったドーラは偶然オリエント急行に乗り合わせた。
ブダペストで降りた双子は謎の男性 Z と出会う。Z は彼女たちを同一人物と思い込み二人に恋をするのだが…。おとぎ話のようで、風刺が散りばめられたきらめく傑作!

監督・脚本:イルディコー・エニェディ『心と体と』 撮影監督:ティボル・マーテー
出演:ドロタ・セグダ、オレーグ・ヤンコフスキー、パウルス・マンカー、ガーボル・マーテー、ペーテル・アンドライ
1989 年|ハンガリー、西ドイツ|ハンガリー語|103 分|モノクロ|1:1.37|2ch モノラル|原題:Az én XX. századom|英題:My 20th Century|
日本語字幕:西村美須寿 |ハンガリー語監修:バーリン・レイ コーシャ|R15+ 後援:駐日ハンガリー大使館 配給・宣伝:サンリス
※上映は 2K 素材です
© Hungarian National Film Fund- Film Archive/photo:István Jávor