スパイク・リー監督最新作『ブラック・クランズマン』が3月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開致します!

この度、黒人新米刑事のロンと、ブラックパンサー党女性幹部のパトリス二人のレトロなアメリカンファッションが可愛い劇中カットを、衣装デザイナーのスケッチ画と共に解禁!

本作の衣装を担当したのは、同じくスパイク・リー監督作品Netflixシリーズ「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」の衣装デザインを担当し、衣装デザイナー組合賞を受賞したマーシー・ロジャース。
ロジャースは、本作の衣装デザインの準備を始めるにあたり、『國民の創生』と『風と共に去りぬ』を観て、アメリカ議会図書館やハワード大学(ロジャースの母校で、クワメ・トゥーレの母校でもある)に出かけ、当時の歴史的な資料を読み直している。「当時の記録文書や、ストークリー・カーマイケル(クワメ・トゥーレ)が残した資料を読むのは楽しかった。1970年代に出版された書籍や雑誌をひたすら読んで、写真に残したの。当時の人の服にはじまって、ヘアアクセサリーにまで注目した。装飾品は、当時の人たちにとって、本当に重要なアイテムだった。」とその準備期間について話すロジャース。

そんな彼女は本作のために古着を調達。
しかし、ロンについては、彼を象徴するような衣装を自ら作っている。例えば、デニムのスーツや靴。また、スパイク・リー監督から、ジョンにはクラシックなデザインのNIKEコルテッツを履かせるようにと依頼されていたという。
「スパイクから、ロンの衣装についていくつか指示を受けた。ロンは、いろんな場面でジュエリーを身につけている。彼はそうやって、自分を上品で洗練された人物に見せているの。ジョンが衣装を身につけたところを見たとき、本物だ、と思った。まるで、70年代に瞬間移動したみたいだった。」そう語るロジャースは、ジョン演じるロンがどのシーンでも観客の目にとまるよう、彼の衣装は周囲の人よりもほんの少し明るい色調にしているという。

ローラ・ハリアーは「ずっと、70年代を舞台にした作品に出演したいと思っていたの。当時のファッションや、音楽、映画が大好きだった。そういう要素って、役作りをする上で大切だと思う。
アフロのウィッグをつけて、黒の革ジャンを着て、メガネをかけてみたら、自然にパトリスになることができた。
パトリスのことをよく理解するうえで、衣装はひとつの手段でもあるの」と、ブラックパンサー党を率いるパトリスという若い知識人を演じるうえで、衣装がもたらしてくれた役への影響は大きかったと語っている。
こうして、ロジャースと役者たちは70年代の美的感覚を追求し、力強いブラック・パワーみなぎる当時のハイセンス・ファッションを細かく再現した。

▼衣装|Costume Designeマーシー・ロジャース|Marci Rodgers
ハワード大学でマーケティングを学んでB.B.A.を取得、フロリダ国際大学でM.B.A.を取得。さらに、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションとセントラル・セント・マーチンズでは、ファッションデザインとマーケティングを学んだ。最近の作品だと、Netflixシリーズ「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」の衣装デザインを担当し、衣装デザイナー組合賞を受賞した。シーズン2でも衣装デザイナーを務める。映画作品では、今後公開となるスティーヴン・ソダーバーグ監督作『High Flying Bird』などがある。

監督・脚本:スパイク・リー 製作:スパイク・リー、ジェイソン・ブラム、ジョーダン・ピール
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンほか
ユニバーサル映画 配給:パルコ 宣伝:スキップ&NPC
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/原題:BlacKkKlansman/映倫:G指定
コピーライト:(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.