この度、原題『Quién te cantará』改め、『シークレット・ヴォイス』が2019年にヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される「未体験ゾーンの映画たち2019」にて公開が決定し、あわせてビジュアルが解禁となりました。
前作『マジカル・ガール』で、劇場デビュー作ながらサン・セバスチャン国際映画祭にてグランプリと監督賞のダブル受賞と言う快挙を成し遂げ、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督をして「宝石のような映画」と言わしめた新鋭カルロス・ベルムト。世界中のクリエイター、観客から注目が集まるなか発表された本作は、記憶をなくした国民的歌手と彼女に心酔する貧しいシングルマザーという全く立場の異なる二人の女声を主人公に据え、出会うはずのなかった二人の人生の交錯を、美しく、時に残酷に描いた魅惑のミステリーとなっております。本作もその独創的な物語と、巧みな構成、そして予測不能の結末が大きな話題を呼び、トロント国際映画祭に正式出品、サン・セバスチャン国際映画祭でZinemaldia FEROZ Awardを受賞するなど、またも観客・批評家双方から圧倒的指示を獲得しました。

【あらすじ】
人気絶頂の中、突如引退し表舞台から姿を消した国民的トップシンガー、リラ・カッセン。それから10年、様々な憶測が飛び交う中彼女の復帰ツアーが発表される。しかしコンサートが間近に迫ったある日、リラは突然倒れ、記憶喪失となり歌うことさえできなくなってしまう。復帰が失敗すれば彼女は全てを失うことになる。切迫した状況の中、リラに人生を捧げてきたマネージャーのブランカは、バーでリラの曲を本人さながらに歌いこなすシングルマザーのヴィオレタと出会う。類まれな才能を持ちながらも精神的に不安定な無職の娘と貧しい二人暮らし。人生に絶望していたヴィオレタにとってリラの曲だけが心の支えだった。極秘裏に「リラにリラの歌を教えてほしい」というビアンカの奇妙な依頼を大喜びで引き受け、リラと対面したヴィオレタ。しかしそこで彼女は、誰も知らなかったリラのある「秘密」を知ることになる・・・。


【キャスト】
ナイワ・ニムリ『オープン・ユア・アイズ』『ルート・アイリッシュ』、エヴァ・リョラッチ『マジカル・ガール』
カルメ・エリアス、ナタリア・デ・モリーナ
【スタッフ】
監督・脚本︓カルロス・ベルムト『マジカル・ガール』
2018年/スペイン/スペイン語/シネマスコープ/DCP5.1ch/125分/原題︓Quién Te Cantará/配給︓クロックワークス
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「未体験ゾーンの映画たち2019」公式サイト︓https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2019