ハリウッドの大ヒットメイカーにして自他共に認める名コンビであるスピルバーグ×トム・ハンクスが再び集結し、第88回アカデミー賞®では作品賞・助演男優賞ほか全6部門にノミネートされ、マーク・ライランスが助演男優賞を見事に受賞するなど話題となった『ブリッジ・オブ・スパイ』が、5月3日(火)に早くもブルーレイ&DVDリリースされる(4月6日先行デジタル配信開始)。リリースを記念し、映画ロケ地の1つとなった、アメリカ・カリフォルニアのビール米軍基地でプレスイベントが実施された。
イベントではこの日、ソ連に撃墜されるパイロット、フランシス・ゲイリー・パワーズを演じた俳優のオースティン・ストウェルと、題材となったパイロット・フランシス・ゲイリー・パワーズの息子、ゲイリー・パワーズ・ジュニアが登場し、インタビューに答えた。
役作りに関して問われたオースティンは「フランシス・ゲイリー・パワーズ本人による証言があったのがなにより大きかったね。ゲイリー(・パワーズ・ジュニア)がお父さんの声を録音したテープを貸してくれた。そのなかで、撃墜事件以前だけじゃなくて、事件の詳細からその後までたっぷりと語ってくれていたので、ぼくにとっての究極の教科書となった。ゲイリー・パワーズというキャラクターを作りあげるのにとてつもないほど役だったのはもちろん、彼の肉声を聞けたのは貴重だった。彼の話し方や声色までマネをすることができるようになったからね」当時を回想する。
ゲイリーは真実の父の姿を伝えたくスピルバーグにコンタクトを取ったことがきっかけで本作に携わることになり、「セットも2度見学した。2度目のときはスーツに着替えて、エキストラとして出演させてもらうことになった。パイロットの父を飛行機まで送る役を務めさせてもらった。これは嬉しいボーナスだったね」と笑う。
また、基地での実施ということから冷戦時に活躍した偵察機U-2のパイロットへの取材だけでなく、もっとも操縦が難しいとされる着陸の訓練も披露された。

5月3日(火)ブルーレイ&DVDリリース!!
<4月6日(水) 先行デジタル配信開始>

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執筆者

Yasuhiro Togawa