フランス本国と日本で驚異の大ヒットを記録、観る者すべてを幸せにした『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督待望の最新作で、11月よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開となる、映画『天才スピヴェット』(配給:GAGA)。

10歳の天才科学者スピヴェットが、権威ある科学賞の授章式でスピーチをするため、アメリカ大陸を横断するという、<壮大なスケールの家出>を描く本作。ジュネ監督は自身初となる3Dに挑戦、独自の世界観を極めたプロダクション・デザイン、徹底的に作りこんだ映像で観る者をまさに夢の旅へ連れ出します。類稀な映像作家として讃えられてきたジュネ監督が、本作では“感動作”という新境地を切り開いていることでも話題を集めています。

 この度、本作を一足早く鑑賞した著名人たちから、絶賛コメントが到着、その中でも1995年の「男はつらいよ」シリーズ終了後20年ぶりとなる喜劇映画、『家族はつらいよ』の製作を発表したことでも話題を集めている、日本映画界の巨匠・山田洋次監督より直筆のコメントが到着しました!

山田監督は「諷刺という武器を手に、この世を支配する俗物の大人たちを痛快に切り捨てる。この監督の知性と才能に拍手を。」とコメント。本作を気に入り、たて続けに2回も鑑賞した、山田監督。今回は特別に筆を取り、その熱い想いをしたためています。

さらに、ももいろクローバーZに多数楽曲を提供し、若者に絶大な人気を誇る音楽クリエイターのヒャダインさん、センセーショナルな作風で幅広い世代から支持を受け、昨年の森美術館での単独個展の盛況ぶりも記憶に新しい現代美術家の会田誠さん、Mr.ChildrenやゆずなどのPVやアートワーク、数々の大手企業広告を手掛けるコミュニケーションディレクターの森本千絵さん、新潮文庫“yonda?”のパンダなどでも人気イラストレーター100%ORANGEの及川賢治さん、シンガー・デザイナーとしてSNS上で多くのフォロワー持つMEGさん、『フラッシュバックメモリーズ 3D』で自身も3D映画に挑戦、スマッシュヒットとなった松江哲明監督、一人娘を持つモデルの豊田エリーさん、モデル・俳優として活躍中の栗原類さん、「人のセックスを笑うな」などの著者である作家の山崎ナオコーラさんなど様々な著名人たちがジュネの世界観に感服、大絶賛のコメントを寄せており、天才子役カイル・キャトレット演じるスピヴェットの虜になってしまっている様子が伺えます。

『天才スピヴェット』著名人たちからの絶賛コメント一覧

諷刺という武器を手に、この世を支配する俗物の大人たちを痛快に切り捨てる。この監督の知性と才能に拍手を。
山田洋次(映画監督)

3Dの新解釈!新しいオモチャを使いこなすジュネ監督の感性、美しさと切なさが入り混じった映像力に大拍手!!
ヒャダイン(音楽クリエイター)

独特の暖かみというか善人性みたいなものが、全編において微量づつ滲み出ているような、不思議な雰囲気。アメリカが舞台の話だからこそ、ハリウッドの監督との微妙にして決定的な違いを味わいました。
会田誠(美術家)

ジュネの作品は、とてもリアルだ。だからこそ、たくさんの魔法のようなものが見えてくるのかもしれない。奇妙なロマンスにうっかり包まれ、傷もうっとりと微笑みながら癒えていった。悔しいほどに好きな作品。
森本千絵さん(goen°主宰、コミュニケーションディレクター)

動く絵本のような楽しさと、天才の孤独を同時に味わえる魔法のような3Dに圧倒された。まるで映画自体が少年の心のよう!
松江哲明(映画監督)

発音しにくいけど繰り返し呼びたくなる名前スピヴェット。がんばれ!スピヴェット。可愛い!スピヴェット。心の中で何度も応援しながら夢中になっていました。天才!スピヴェット!!
100%ORANGE/及川賢治(イラストレーター)

何かを成すのに必要なのは、ただひたすらなタフさと、ほんの少し人の痛みがわかること。その間に隠れているものに、面白さがある。
MEG(シンガー・デザイナー)

愉快でちょっと切ない、まさに絵本のような映画。デビュー作とは思えないカイル・キャトレットの演技に引き込まれます! 
IMALU(タレント・アーティスト)

「凡ようは心のカビよ」と「みんなこの家を出ていくんだ」、この二つの台詞をつなぐ物語だ。
挑戦には帰るところが必要なのだ。
佐藤文隆(京都大学名誉教授・NPO法人あいんしゅたいん名誉会長)

彼を弟にしたい!涙の先にはかならず笑いがあってそんなふうに駒を進めてくれるスピヴェットが家族にいたらきっと他にはなんにもいらない。
KIKI(モデル)

ジャン・ジュネ独特のキャスティングが登場。なかでも子供の演技が素晴らしい!
北村道子(スタイリスト)

ジュネ監督の世界に浸る、夢のようなひと時。うんうん、窓を伝う水滴のようには生きられない、でもそれが人間の愛らしさなんだよね。
豊田エリー(モデル)

視聴者である我々が徐々にスピヴェットをまるで親戚と勝手に思ってしまう様な持って行き方が憎いです。セットや映像も素晴らしく、ポップアップ・ブックのような感覚で楽しめる映画だと思うので、大画面で観る事をお薦めします。
栗原類(モデル・俳優) 

真のインテリジェンスとは地位や年齢からではなく、クリエイティビティーの器の大きさで計る物だと痛感した映画でした。
VERBAL(アーティスト / デザイナー)

哀傷、後悔、孤独、そして希望と家族の愛。ジュネ独特の色彩美に魅了されつつ、心の成長が感じられる素晴らしいストーリー。
相澤陽介(ファッションデザイナー)

ユーモア溢れる3D映像で描かれるのは、少年の無限の想像力と繊細な心の物語。そこにはジュネ監督のバランス感覚でしかつくり得ないあたたかさがある。
篠山輝信(俳優)

光と風の中で、スピヴェットの神話が紡がれてゆく、それは我々を照射し、我々の人生もまた、今、生まれゆく神話であると語る。
タカノ綾(アーティスト)

いままで見たことのない美しいアメリカの景色を見ることができた。たとえそれがアメリカで撮られていなくとも、俳優やスタッフたちが アメリカ人でなくとも、ジュネが見せてくれるアメリカはやはり本物のアメリカの一部だ。
若木信吾(写真家)

可愛い世界が大好きな女の子のための、男の子の大冒険。愛しすぎますっ!
絵美里(モデル)

映画はオモチャだ。笑って観て遊んでいるうちに、自分の人間らしさを思い出させてくれる。スピヴェットくんとその家族の人間っぽさが画面で弾けていた。
山崎ナオコーラ(作家)

文学界三大可愛い天才少年の一人、スピヴェット君の映像化に原作ファンも大満足間違いなし!
豊崎由美(書評家)

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執筆者

Yasuhiro Togawa