歌い、踊り、自らの足で立つ! 未来へ笑顔をとどけよう!
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先日、10月29日の緊急公開が決定いたしました『がんばっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜』が、東京国際映画祭にて急遽、特別上映されることが決定致しました。東京国際映画祭において、復興支援の大きな柱の一つとなる上映で、「震災を超えて」と題し、今年のみの特別上映部門となります。こちらの情報をぜひニュース掲載いただきますようお願い申し上げます。
また、本作は、10月1日まで、福島に撮影を敢行しクランクアップ、10月19日完成。その後、東京国際映画祭にて10月23日、日本はもとより世界へ向けての「ワールドプレミア」として上映の運びとなりました。

3月11日に発生した東日本大震災により甚大な被害を受けた福島県いわき市。地震、津波、原発事故、風評被害の四重苦にあえぐこの地で、東北のハワイとして長い間親しまれてきた大型レジャー施設・スパリゾートハワイアンズが、開業前年に行ったフラガールたちによる全国キャラバンを46年ぶりに復活させた。
避難住民に一部施設を提供しながら、スパリゾートハワイアンズは営業再開に向けて動き出す。自らが被災しながらも、踊り続けることを決意し、「フラガール 全国きずなキャラバン」へと向かう、フラガールたち。「笑顔を街へとどけよう。私たちの原点に戻るんだ」。それは奇しくも、映画『フラガール』(06年)にも描かれた、常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)創設時の危機的状況と重なるものでもあった。本作は、ステージでは決して笑顔を絶やすことなく、被災者を勇気づける彼女たちの姿を4カ月にわたって、追い続けたドキュメンタリー作品です。
フラガールたちのみならず、ハワイアンズの人々や被災者のひたむきに生きる姿を4ヵ月間追い続けるのは、数多くのドキュメンタリー作品や映画に携わってきた小林正樹。音楽を担当するのは、映画に引き続き、ジェイク・シマブクロ。祖母が福島県出身であることから、自身も積極的な支援活動を行っている。そしてナレーションには、映画『フラガール』で、その年の女優賞を総なめにした蒼井優。映画でお世話になった方々のために、少しでも役に立つことができればと参加を決意した。仙台出身のアーティスト・Rakeは映画の趣旨に賛同し、主題歌「100万回の『I love you』」で応援することになった。

本作は現在も撮影中で、10月1日のスパリゾートハワイアンズ営業再開日にクランクアップ予定、10月19日完成、10月29日に公開となります。

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執筆者

Yasuhiro Togawa