映画『南極料理人』の主題歌に、16年ぶりの再結成を果たしたユニコーンの「サラウンド」(『シャンブル』<現在発売中>収録)が決定致しました!
さらに、本作の音楽を担当するのは、ユニコーンのキーボーディスト阿部義晴。
ユニコーン解散後は、自身のレーベル「abedon the company」を設立し、氣志團のプロデュースを手掛けるなど、プロデューサーとしても活躍している彼が、初の映画音楽に挑戦しました!

■阿部義晴さん

 私は作曲を作る時、映像を思い浮かべながら作業をする事が多いんです。
 イメージが、「音」より先に「絵」なんですね。
 ですから今回、映画音楽に関われる事、非常に楽しみにしています。
 ちなみに私は雪国生まれ。
 冬は吹雪の中しもやけで真っ赤になった足で、学校へ登校していました。
 ペンギンは居ませんでした(笑)

■沖田修一監督

 「働く8人のオッサン」という映画をつくって、これ以上ぴったりなバンドはないと思いました。
 「サラウンド」は、ある程度歳をとった主人公が、身近にいる人から遠い未来を見渡す感じがあって、主人公のラストシーンの心境にぴったりだと思いました。

■西ヶ谷寿一プロデューサー

 映画の撮影準備中に、再結成の情報を聞き、”勤労””サラリーマンの悲哀”
 ”遊び心を忘れないオヤジたち””団結と再会”という映画のテーマとピッタリだと思い、中でもサウンドの広がりから、「サラウンド」を是非主題歌にしたい、とお願いしました。
 音楽の阿部さんには、きっとつらい労働も明るく楽しい楽曲で吹き飛ばすようなサウンドを届けてくれるのではないか、との思いがあってのことでした。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47282

執筆者

Yasuhiro Togawa