映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』大森靖子、三島有紀子、荻野アンナら、あらゆる世代の女性アーティストが、今スクリーンによみがえるジャニスに感涙!

このたび、ロック歌手ジャニス・ジョプリンの最新ドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』が2016年9月10日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開する運びとなりました。
リアルタイムでは体験していない20代から、青春時代をジャニスとともに過ごした60〜80代に至るまで、幅広い世代の女性アーティストから、本作に寄せて愛情溢れるコメント&イラストが届きました。
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大森靖子(超歌手)
あたりまえの自己顕示欲と丁寧に向き合うことで成功を模索した真摯な女性。
あれ、この人私だ、と思いました。
感じるままを歌う。人間が人間を歌い人間を動かす。
遠い地の果て、同じ年頃に同じ孤独を生きた歌手に勇気を貰いました。たくさん間違ったけれど、心を蝕まれても、強い顔をまとい守った信念を称賛します。
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片平里菜(シンガーソングライター)
悲しくて、苛立って、まるで怒りで震えているように、愛を祈り、歌い叫ぶ。
“愛されたいだけ、幸せになりたいだけ”
疎外感を感じてきた風変わりなジャニスも、願うことは世界中の女の子達とおんなじ。
他人とは違う唯一の自分になる勇気をくれる、そんなジャニスの素顔が詰まっている作品です。
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三島有紀子(映画監督)
音楽はもちろん、伝記も読んだし、映画も観てきた、
部屋にはずっと彼女の写真がはってある。
きっと、魅力はずっと彼女が満たされないところにある。
この映画の最後の方に出て来るジャニスの言葉。
わたしもよく思ってる。
「ねえ、次はきっとうまくやるわ」
涙が滲んで、やっぱり生きようと思った。
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金子マリ(歌手)
「愛する人」
ではなく
「愛する人が欲しいと歌う道」
を選んだジャニスのその誠実な歌声は
「愛」とは「平和」とは
を今一度考えてみるチャンスを
27歳の姿のままで永遠に繰り返し私達になげかけてくれる
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安藤桃子 (映画監督)
肉体は朽ちても歌声は永遠に残る。ジャニスの魂の祈りは、純真な少女の愛を請う叫び。
再び激動の時代の今、彼女の天に捧げた全霊の祈りが胸に突き刺さる。
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湯川れい子(音楽評論・作詞)
感受性が強く、傷つきやすく、繊細であったがゆえに、「生きながらブルースに葬られ」たジャニス。
過剰に飲み、過剰に装い、愛を求めて駆け抜けた姿と歌声が胸に刺さる。
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荻野アンナ(作家)
ジャニスの声は黒い。
彼女は歌声で殴り、裂き、たたきつける。何を?自分を。
絶望を、彼女は賛歌に変える。
ジャニスという矛盾を、映画はたくさんの声を縦糸と横糸にして織り上げる。
(殊に彼女の手紙を朗読するキャット・パワーが秀逸。)
ジャニスと一緒に、愛されたかった子供に戻ってみたい。
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中納良恵(EGO-WRAPPIN’)
光を見るために
ジャニスは歌ったのだ
深い深い闇の底から
その力に吸い寄せられた
わたしたちは
光になれるのだ
熱い熱い魂に揺られ
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Leyona(歌手)
Dear JANIS
初めて聴いたあなたの歌に心はざわつき
モンタレーのステージで歌う姿を初めて目にした時には 体に電気が走りました
雑誌の表紙を飾る様な女性に憧れていたように
わたしにとって深い哀しみの中でも
時折見せるあなたの笑顔はまさしくそれでした
劇中で何度か出てくる列車のレールのシーンは
まるで愛する家族と離れ もう後戻りは出来ないであろうゴールの見えない旅への期待と
不安の交錯のようです
唯一の救いである音楽には
正直に向き合い続けていたあなたにしか
歌えない歌
表現できない音
だからこそ
降り掛かる雨の数を
指折り数える孤独な少女の気持ちを理解出来るのかもしれない
愛する事をおそれず
歌うことの歓びを教えてくれて有難う
愛を込めて
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山崎まどか(コラムニスト)
家にあった「チープ・スリル」のレコードで聞いたジャニスの歌声が、私の初めてのブルースだった。
ちっぽけな女の子の振り絞るような声に痛くなるほどしびれた理由が、この映画を見て分かった気がした。
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小林ゆう(声優)
学生時代、その声に強烈な衝撃を受けて以来ずっと大好きな伝説のロックスター、ジャニス・ジョプリン。魂の歌声、生き様、全てに圧倒されました。
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内田春菊(漫画家)
全身全霊で何かに打ち込む女性のパートナー問題は今もちっとも変わっていない。どうしたら交互にいたわり合える男性と巡り会えるのか…私は既に、あきらめました。
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瀬戸あゆみ(モデル・Aymmy in the batty girlsデザイナー)
あまりに有名なシンガー、ジャニスジョプリンの人生をよく描いた映画。
あまりに刹那的な生き方をしてるようにも見えるが、彼女はきっと、愛情に真っ直ぐなのだろう。
そんな生き方に憧れたりもしながら、時に胸が苦しくなりながら観た。
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マリエ(モデル・タレント)
愛を持ってジャニスが教えてくれる。
生きるって一体どんなに辛くて苦しくて楽しくて愛で溢れてることか。
帰り道に聞いた彼女のsummer timeは”party”の終わりを歌ているようだった。
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執筆者
Yasuhiro Togawa