良質なフランス映画の数々と豪華なゲストが来日し映画ファンを魅了する「フランス映画祭」が今年も6/26(金)〜29(月)に開催。今回、フランスで4週連続興行成績第1位の大ヒットを記録した『ボヴァリー夫人とパン屋』(7月上旬、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー)がフランス映画祭2015に正式出品致します。さらにオドレイ・トトゥ主演の『ココ・アヴァン・シャネル』(09年)やナオミ・ワッツ、ロビン・ライト主演の『美しき絵の崩壊』(14年)では叶わなかったアンヌ・フォンテーヌ監督の来日も決定しました!

平凡な夫婦と美しい青年の官能的な物語『ドライ・クリーニング』(98年)、夫の浮気相手と妻の禁断の関係を描いた官能の物語『恍惚』(04年)、そして親友の息子と愛し合う禁断の恋を描く『美しき絵の崩壊』(14年)など、人間が持つ複雑な欲望を描いてきたアンヌ・フォンテーヌ監督。

最新作『ボヴァリー夫人とパン屋』は、『屋根裏部屋のマリアたち』のファブリス・ルキーニ、『アンコール!!』のジェマ・アータートン主演で贈る、有名小説をモチーフに現実世界と混同するパン屋が巻き起こす官能的でユーモラスな新感覚なドラマ。舞台はノルマンディーの美しい村。ボヴァリー夫人は、マルタンの作るやさしくて芳醇な香りのパンを愛し、マルタンは小説さながらの“彼女の恋”を覗き見するー。ちょっぴりユーモラスに、そして官能的に描いた大人のファンタジー。素朴で美しい四季折々の風景と、スクリーンから香り立つ本場フランスパンの数々も見どころの作品だ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa