タンゴ界に革命を起こし、20 世紀で最も偉大な作曲家の一人として知られるアストル・ピアソラ。
2017 年にピアソラ没後 25 周年、クラシカ・ジャパン開局 20 周年記念作品として製作されたドキュメンタリー『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』が 12 月 1 日(土)より Bunkamura ル・シネマ他全国順次ロードショーとなります。

アルゼンチン・タンゴに革命を起こしたアストル・ピアソラ。20 世紀で最高の作曲家のひとりと評され、タンゴの枠を超えて世界中で演奏されるピアソラの音楽はどこから産まれたのか。没後 25 周年となる 2017 年に母国アルゼンチンで開催された回顧展にあわせ、彼の功績と家族の絆を紡いだドキュメンタリーが制作された。8mmフィルムで撮影された家族の日常や趣味の鮫釣りの映像を始め、ピアソラの自伝を執筆した娘のディアナが録音した彼へのインタビュー音声など、未公開の素材を選りすぐり、魅惑的な演奏シーンと共にピアソラのもうひとつの素顔に迫っている。
本編特別映像が到着!
音楽に全てを捧げた男の生き様に胸熱、絶賛の声、続々!!
「悪いことはしていない。タンゴを変えただけだ」―ピアソラのとあるインタビューに応える肉声からは、勝気で周りの無理解や理不尽な扱いに屈することなく、挑み続けた不屈の精神が伺える。バンドネオンの演奏だけでなく、ピアノに向かい作曲に励む姿、その強い眼差しに惹き寄せられる本編の一部が公開。そして本作をいち早く鑑賞したミュージシャン、文化人から絶賛の声が寄せられた。

「ダンスの伴奏音楽にたった一人で革命を起こした天才」なんかじゃない。
旧来のタンゴを底抜けに愛していたからこそ敢えて伝統に喧嘩を売り、孤独の歳月を自ら選んだ漢の覚悟のドキュメントなのだ。
―小松亮太(バンドネオン奏者・作曲家)

つまずきながらも 自分の可能性を信じ前進し続ける その勇気こそが天才を作るのだろう
彼を知り メロディが少し 色を変えた
―シシド・カフカ(ミュージシャン)

先駆者ゆえに抱えた苦悩と、プライドを懸けた哀しくも熱き闘い 音楽に全てを捧げた男の、生きた証ここにあり。
―三浦一馬(バンドネオン奏者)

彼はタンゴを死ぬほど愛したからこそ命がけでぶっ壊したのだ!これを観ると人生を乗り切る勇気が湧いてくる。感謝!!
―coba(アコーディオニスト・作曲家)

天才の異形な人生、その手ざわりと音楽が味わえる確かな作品!70 年代のヨーロッパにおけるセッション映像が超貴重!
―サエキけんぞう(ミュージシャン)

この映画を観て、なぜ自分がピアソラのコンサートに通い続けたかが分かった。
この人こそ、見事な革命家だった。全身全霊でバンドネオンを弾く様は、孤高の美しさに満ちている。
―宮本亜門(演出家)

お茶目で喧嘩っ早くて、悩み多くて自信家で。人間ピアソラの知られざる実像に家族の視点から迫る比類なき物語!
―斎藤充正(ピアソラ研究家)
※敬称略、順不同


監督:ダニエル・ローゼンフェルド 出演:アストル・ピアソラほか
2017/フランス・アルゼンチン/英語・フランス語・スペイン語/カラー(一部モノクロ)/94 分 /配給:東北新社 クラシカ・ジャパン
国際共同製作:クラシカ・ジャパン/後援:アルゼンチン共和国大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京
クレジット: ©Daniel Rosenfeld/© Juan Pupeto Mastropasqua 公式サイト:piazzolla-movie.jp