12 月 8 日(土)より公開、ロシア国内で 210 万人が賛否両論を呼び、プーチン大統領までもがコメントを寄せた超話題作『マチルダ 禁断の恋』ですが、間もなくの公開を控え、「だめんず・うぉ〜か〜」の漫画家、コメンテーターの倉田真由美さんより描き下ろしのオリジナルマンガが届きました。ご自身の近況エピソードも交え、ユーモアたっぷりに今作について描いて頂きました。
さらに、杉本彩さん、シシド・カフカさん、辺見マリさん、假屋崎省吾さん、山路徹さん、石丸幹二さん、池田理代子さん(ベルサイユのばら)、瀬尾まなほさん(瀬戸内寂聴秘書)など各界著名人から応援コメントも続々と到着しております。

『マチルダ 禁断の恋』著名人コメント <順不同・敬称略>
アレクセイは私が尊敬する監督の一人だ。そして、誰にでも自由に発言する権利がある
★★★プーチン大統領
マチルダの美しさ、しなやかな肢体、射るような強い眼差し、すべてが官能的で私を魅了する。けれど、この歴史上の物語は本当に切ない。私の感情は溢れんばかりの切なさで張り裂けそうになった。
★★★杉本彩さん(女優)
芸術はつらい恋を超越した。マチルダ、偉大なるプリマ。
★★★栗原小巻さん(女優)
帝政ロシアの重厚で華麗な世界を楽しませてもらい、責任、約束、誘惑、嫉妬と、人間の内にある有らゆるものを感じさせられました。
冒頭から何が起こるんだろうと期待させ、次から次へとショッキングなシーンが続き、どんどん身を乗り出し見入ってしまいました。
美しく正直で大胆なマチルダと、対象的な美しさと強さを持つアリックス、この二人のニコライ二世への愛の力には心を鷲掴みにされました。
★★★辺見マリさん(歌手・女優)
絢爛豪華な衣裳や建築に目を奪われ、耳に響く音楽とともに流れるロシア語で語られる禁断の恋は真実の愛。打算や妥協や計算、野望や欲望の中からこぼれ落ちる宝石のような真実の愛。けれどそれはなんと儚いものか。
★★★藤間蘭黄さん(日本舞踊家)
想像を絶するほどの圧巻の映像美!
ロシア帝国最後の皇帝とバレリーナとの命がけの恋の物語!
豪壮華麗な世界の中に、男と女のはかない夢に涙が止まらない!
★★★假屋崎省吾さん(華道家)
歴史には、何と大きくて魅惑に満ちた秘密が隠されていることだろう。巨大な運命に抗おうとして果たせなかった、皇帝とバレリーナの、衝撃的にしてささやかな秘密が、世界を変えていたかもしれない。
★★★池田理代子さん(漫画家・声楽家)
すべては血筋という世界で愛を貫く女と、すべての期待を背負いながらやめたいという男の愛の物語。
帝政ロシア最後の輝きと影が、舞台の上でぐるぐると絢爛に回っていました。
真珠のネックレスのように連なる、美しく悲しい場面たちに酔いしれて。
★★★ロバート キャンベルさん(日本文学研究者)
運命にもてあそばれながらも純愛に生きようとする
ラース・アイディンガー演じるロシア皇帝が切なすぎる!
ド直球、王道のメロドラマにどっぷり浸かった。
★★★伊藤寛子さん(予告編ディレクター)

今年で一家殺害からちょうど100年、ニコライ一家の悲劇を予感させるシーンがちりばめられているのが印象的でした。ニコライ2世の迷いや弱さは、ロシアを統治するにはあまりに人間的すぎて、「最後の皇帝」になる運命にあった、ということでしょうか。
★★★田中洋之さん(毎日新聞編集委員)
豪華絢爛でスリリング、清らかで官能的。
史実に基づいた話はあまりにも切なく、心がギュッと締め付けられる。
マチルダの妖しげな美しさに嫉妬してしまった。
★★★西村由紀江さん(ピアニスト)
ロシア皇帝ニコライの男純情が、マチルダの負けん気に振り回される。
美術、衣装、インテリアはお伽噺のような豪華さ。
婚約者の公女アリックスと結婚したものの、その後に子供たちまで一家銃殺刑に遭うニコライと、99 歳まで生き延びたマチルダ。何が幸せか、豊かさに潜む虚しさに震える。
★★★斎藤綾子さん(作家)
ちょうど 100 年前に起きたロシア革命にもつながる恋物語、そうとう物議を醸した題材ですが、画面が美しく当時のロシアの色々なことが見える大変面白い作品です。
★★★ピーター・バラカンさん(ブロードキャスター)
純粋すぎる恋心は
美しく、時に恐ろしい
剥き出しの恋心と映像美のコントラストが心を疼かせる
★★★シシド・カフカさん(ドラムヴォーカリスト・女優・モデル)
マチルダが同時代のバレリーナだとしたら、彼女の生き方を理解できただろうか。
もし、マチルダがニコライ二世と結ばれていたらロシア帝国の行く末は変わっていただろうか。
最後の皇帝ニコライ二世の<一人の人間としての真実>が豪華絢爛なロシア帝国の光と影の中にあぶりだされる。ずっと心惹かれていたこの時代に魅了され、もっともっと見ていたかった。
★★★田北志のぶさん(ボリショイ・バレエ学校卒/元キエフ・バレエ団リーディングソリスト)
揺ぎ無き意志に貫かれた蠱惑的なバレリーナと自由無き高貴な地位ゆえに苦悩する皇帝の秘めやかな“まぐわい”。鮮烈であると同時にロシアならではの彫りの深い映像から匂い立つ情念混じりの官能美にも目が覚める。
★★★行川和彦さん(音楽ライター)
国、血統、宗教、全てを越えて愛に走りたい。
二人によってロシアの歴史が大きく変わっていたかもしれない、そんな瞬間を私は見た。
★★★瀬尾まなほさん(瀬戸内寂聴秘書)
美しく切ない愛を上質の緊張感で包み込んだ至高のラブストーリー!禁断の史実を最上級の映像美で描いた傑作だ
★★★山路徹さん(ジャーナリスト)
巨大な帝国に君臨する皇帝ニコライと小さなバレリーナ、マチルダ。2 人のロマンスには美しさと醜さ、儚さとたくましさ、残酷さと優しさ、情熱と冷酷、相反するすべての要素が詰まっていて、まさに究極の恋。その鮮烈な関係は歴史に翻弄されているかのようで、歴史を翻弄していることを教えてくれる作品です。
★★★長坂陽子(エル・オンライン コントリビューティングエディター)
スキャンダルは題材に過ぎない。
眩いばかりのシーンの連続。
すべてが目に耳に麗しく、
スタイリッシュな感性に彩られている。
★★★石丸幹二さん(俳優)


監督:アレクセイ・ウチーチェリ(ゴールデン・グローブ賞ノミネート監督)
出演:ラース・アイディンガー 『ブルーム・オブ・イエスタディ』『パーソナル・ショッパー』、ミハリナ・オルシャンスカ 『ゆれる人魚』
2017年/ロシア/カラー/ロシア語/108 分/原題:MATHILDE 配給:シンカ 提供:シンカ、アニモプロデュース 後援:ロシア文化フェスティバル組織委員会、
駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦文化協力庁、ロ日協会、ロシアン・アーツ 協力:ジャパン・アーツ