この度サンダンス映画祭、カンヌ国際映画祭監督週間出品、ニコラス・ケイジ主演最新作『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(配給:ファインフィルムズ)を11月10日(土)新宿シネマカリテほかにて全国公開します。

◆アメリカ最大規模のインディペンデント映画の祭典サンダンス映画祭2018 Midnight部門での上映、第71回カンヌ国際映画祭監督週間に出品など、熱い注目を集めてきたパノス・コスマトス監督『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』。第51回シッチェス・カタルニア国際映画祭ではパノス・コスマトス監督が監督賞を受賞、ニコラス・ケイジが名誉賞をW受賞したことも記憶に新しい。長編2作目にして、カルト映画の殿堂入りとも言える快挙を手にしたパノス・コスマトス監督に本作について語ってもらった。

◆主人公レッドを演じるニコラス・ケイジについて
「お互いに尊重し合った、良い時間を持てたよ。映画の意図を真に理解してくれた。俳優として一流で、僕が覚えている限りでは、演出にNGを出したことはない。エキセントリックな面もあるんだけど、気持ちが暖かくてオープンだ。献身的に映画に取り組んでくれて、100%の仕事をしてくれる。そして、僕もケイジも猫派なんだ。猫の話で盛り上がったよ」

◆『マンディ』というタイトルに込められている意味
「これは復讐の映画であり、マンディへのラブソングでもある。アルバムに例えるなら追悼アルバムだから、彼女の名前を冠することにした。当時は思いつかなかったけれど、MAN DIE(人が死ぬ)の綴りでマンディと読ませることもできたな、とも。」

◆マンディを演じたアンドレア・ライズブローについて
「この役に興味があると聞いて少し驚いたし、シェイクスピア劇俳優のような繊細で神経質なイメージがあったけれど、すぐに覆された。骨のある女優で、恐れ知らずだし、パンクだった。そして何より本当のカメレオン女優だね。TVシリーズの「ナショナルトレジャー」と『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に出ている彼女が同じ人だなんて思えないよね(笑) 」

◆キング・クリムゾンへの愛で知られる「スターレス髙嶋」こと俳優の髙嶋政宏氏からも『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』への応援コメントが届いた。爆音のキング・クリムゾンの「スターレス」から始まる本作に寄せて、「自分がみてきた映画、絵画、風景、サブカルチャー、ロック、そして潜在意識下のフェチまでも押さえつけられ逃げられない状態でズブズブと皮膚を裂きながら手を突っ込まれ血を滴らせ内臓ごと引きずり出される」と激賞。監督自身の作り上げる世界観への真摯な姿勢、俳優陣の献身から生まれた唯一無二の121分『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』。11/10(土)の日本公開が待たれる。


怒涛の反撃、始まる!

【ストーリー】過去のある男レッドは、愛する女性マンディと人里離れた場所で静かに暮していた。しかし、マンディに固執する狂気の集団によって、彼女は炎につつまれレッドの目の前で惨殺される。怒り狂ったレッドは、オリジナルの武器を携え復讐に向かう。しかし、彼の前には、得体のしれない姿をしたバイク軍団が立ちはだかった—-。

監督:パノス・コスマトス     音楽:ヨハン・ヨハンソン 『メッセージ』『博士と彼女のセオリー』
出演:ニコラス・ケイジ『ゴーストライダー』、アンドレア・ライズブロー『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、ライナス・ローチ『フライト・ゲーム』
2017/ベルギー/カラー/英語/121分  原題MANDY 映倫:R15
配給:ファインフィルムズ © 2017 Mandy Films, LTD. All Rights Reserved  HP:www.finefilms.co.jp/mandy