青春小説の金字塔として、世代を超えて愛されている「ライ麦畑でつかまえて」。2019年はその著者のJ.D.サリンジャー生誕100周年で、この記念すべきタイミングで、「ライ麦畑をつかまえて」を愛し、サリンジャーを探す旅に出る少年を描いた『ライ麦畑で出会ったら』と、サリンジャーのこれまで語られてこなかった謎に迫る『ライ麦畑の反逆児 独りぼっちのサリンジャー』の2作品が日本で公開されます。

出版から60年以上経た現在でも、毎年売れ続ける世界的名著「ライ麦畑でつかまえて」だが、サリンジャーは人前に出ることを極端に嫌い、特に後年はどんどん世間嫌いになり、筋金入りの隠遁者として知られる。
監督の実体験を基に描かれた『ライ麦畑で出会ったら』の主人公は、小説の主人公ホールデンの一番の理解者だと自負し、髄所にホールデンを感じさせる言動で、小説好きなら思わずニヤッとしてしまうシーンが満載。『ライ麦畑の反逆児 独りぼっちのサリンジャー』では若き日のサリンジャーが自分の作風を見つけようと試行錯誤する姿や戦争のトラウマでもがき苦しみながら「ライ麦畑でつかまえて」を完成させる姿など、知られざるサリンジャーの苦悩を知ることができる。
「ライ麦畑でつかまえて」を読んだすべての人に、生誕100周年を迎えるこの機会にサリンジャーの新たな発見や魅力をスクリーンで確かめてほしい!

『ライ麦畑で出会ったら』
青春小説の金字塔として、世代を超えて愛されているJ.D.サリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」。刊行から60年以上の時が経ったいまなお、色褪せることなく多くの人を魅了し続けている。そんな不朽の名作に心を奪われた青年の成長を描いた珠玉の青春映画。監督の実体験を基に描かれているだけに、青春時代ならではの甘酸っぱさとほろ苦さはリアルそのもの。揺れる麦の穂に触れているかのような優しさと、爽やかな感動を味わえる“青春映画の決定版”。不器用ながらもまっすぐな主人公ジェイミーに抜擢されたのは、大ヒット作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』でも注目された若手俳優のアレックス・ウルフ。一方、謎に包まれた伝説の作家サリンジャー役には、『アダプテーション』でアカデミー助演男優賞を受賞した名優クリス・クーパーがキャスティングされ、見事な存在感を放っている。

映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
来年の1月1日に生誕100周年を迎える小説家J・D・サリンジャーの半生を描いた作品。読者の心を惹きつけて離さない名著を生み出したサリンジャーだが、その人生は謎に包まれている。若きサリンジャーが自分の作風をみつけようと試行錯誤する姿や戦争のトラウマを描き出している。もがき苦しみながら完成させた初長編『ライ麦畑でつかまえて』で一夜にして名声と富を手に入れるが、やがて世間の狂騒に背を向けるようになる。サリンジャーの抱えるトラウマとともになぜ世間の狂騒に背を向けなければならなかったのか。これまで語られてこなかった謎を紐解いていくー。サリンジャーを演じるのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『X-MEN』シリーズなどのニコラス・ホルトのほか、オスカー俳優ケヴィン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、ホープ・デイヴィス、サラ・ポールソンら。

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映画『ライ麦畑で出会ったら』10/27(土)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』2019年1月18日よりTOHOシネマズ シャンテ他全国公開