株式会社ディー・エヌ・エーと株式会社創通と株式会社文化放送と株式会社毎日放送の四社が共同でオリジナルアニメ作品を創出する、「Project ANIMA」第二弾のアニメ化作品が決定しました。
選考の結果、大賞作品として赤坂優月さんの『魔法使いになれなかった女の子の話。』が選出されました。受賞作は株式会社ジェー・シー・スタッフ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役:宮田 知行、以下 J.C.STAFF)の制作でアニメ化されます。また、大賞授賞式を 11 月 3 日(土・祝)に開催される「浜松町グリーン・サウンドフェスタ 浜祭」にて行います。

Project ANIMA 第二弾「異世界・ファンタジー部門」では、2018 年 5 月 1 日(火)から 7 月 15 日(日)にかけ、「小説・脚本選考」「マンガ選考」「企画書選考」の3つの選考形式を設け、プロ/アマ、個人/法人不問で作品を募集。数千にのぼる応募作の中から、DeNA の編集者・プロデューサーによる一次審査、DeNA・創通・文化放送・MBS の四社およびアニメ制作を担う J.C.STAFF の現場プロデューサーによる二次審査・最終審査を経て、この度作品を決定しました。
最終審査では、王道の「魔法学園もの」でありながら、主人公をはじめとしたキャラクターの魅力が高く、幅広い層からの普遍的な支持を得られる可能性があるという理由から、『魔法使いになれなかった女の子の話』を大賞作品に選出しました。副賞として賞金 100 万円が贈られます。
DeNA、創通、文化放送、毎日放送の四社は「Project ANIMA」を通じて、世界に通用するようなクオリティの高い日本アニメの継続的な創出を目指します。
株式会社動画工房が制作を担う第三弾「キッズ・ゲームアニメ部門」は 2018 年 11 月 15 日(木)まで作品を募集中です。応募条件は ①15 歳以下の少年少女が主人公のオリジナル作品、②RPG/アドベンチャー/TCG 等のゲーム展開に適したオリジナル作品で、①もしくは②のどちらかを満たす作品であれば、ファンタジー・歴史・学園ものなど、世界観やジャンルは不問です。

■大賞受賞作あらすじ
『魔法使いになれなかった女の子の話。』(URL:https://estar.jp/_novel_view?w=24987791)
クルミ=ミライ、高等部1年生。国際魔人連盟所属の王属魔法師、通称「魔法使い」になるための世界唯一の養成機関であるレットラン魔法魔術学校に中等部から入学し、常に成績トップをおさめてきた。
ところが、高等部進学時に受ける、魔法使い養成専門クラスである「魔組」の選抜試験では、満点トップという学園始まって以来の成績をおさめたにも関わらず、不選抜という結果になった。
■松倉友二氏(J.C.STAFF チーフプロデューサー)による選評
今回、応募いただいた企画のなかには「ファンタジー」とは呼べない企画も多数ありました。企画の多様性の観点からそういった物も含め熟考、議論を重ねて大賞を選びました。
『魔法使いになれなかった女の子の話。』は、物語の始まりはスタンダードな「よくあるファンタジー学園物」を想起させますが、キャラクターの立たせ方には目を見張るものがあります。今回のプロジェクトのアニメ化対象作品として、今後のストーリー展開の幅・可能性を感じました。
設定の面白さ、話の面白さを更に高めてアニメ化に臨みたいと思います。

■受賞者プロフィール
赤坂優月(あかさか・ゆづき) *応募時のペンネームは優月(ゆづき)
静岡県生まれ。大阪府在住。読書好きが高じて、本だけでは足りずネット小説を読むように。さらに読むだけでは足らず、2017 年よりエブリスタへの投稿を開始。コンテストへの入賞は今回が初となる。

■Project ANIMA 第二弾「異世界・ファンタジー部門」入選作品
【小説・脚本選考】
▪金賞 幻想ごはん『タロット・ゲーム』
▪銀賞 武田ゆい『天狗、ロシアを翔ける』
【マンガ選考】
▪金賞 品川一『VOID』
▪銀賞 三月もも『塗壁 NURIKABE』
【企画書選考】
▪金賞 篠田恵『かぶきものがゆく』
▪銀賞 杜的錬侍『西池袋占館ヴァンピール』

■Project ANIMA とは?(https://project-anima.jp
「Project ANIMA」は、2020 年代のアニメファンに捧げる新しい作品を創出するための取り組みで、広く一般からアニメの原作を募集します。第一弾「SF・ロボットアニメ部門」、第二弾「異世界・ファンタジー部門」、第三弾「キッズ・ゲームアニメ部門」の三部門に分かれ、選出作はそれぞれ株式会社サテライト、株式会社ジェー・シー・スタッフ、株式会社動画工房によってアニメ化されます。作品の審査は「Project ANIMA」プロジェクトチーム四社と各部門の映像化を手掛ける制作会社とが合同で行い、大賞作品が TV アニメ化されるほか、その他の優秀作品についても書籍化・コミック化・ゲーム
化などが検討されます。