突如現れた謎の生命体により刻々と進んでいく地球征服の3日間を冷徹なリアリティと最新のVFXを駆使して描き、どこまでも無力な人類の救いのないラストへの衝撃に賛否両論が巻き起こり、スマッシュヒットとなった『スカイライン━征服━』。7年の時を経て、侵略されるがままだった人類が遂に立ち上がり、地球奪還の激しいバトルを繰り広げる続編『スカイライン━奪還━』に、製作側がすでに、シリーズ第3弾の企画を進行中であることが明らかとなった。

10月13日に公開された『スカイライン━奪還━』。SNS上では「見る麻薬だ!」「後半のテンションが胸アツ」「作り手の暴走がスゴい!」「映画で、こんなにアドレナリン出たの初めて!」「ラストに意味不明の感動に襲われた」「SF侵略映画で観たいものが全部詰まってる!」など、ジャンル映画ファンを中心に熱狂的なコメントが次々と寄せられている。

映画公開前にキャンペーンで来日したリアム・オドネル監督は、日本では第2弾『スカイライン━奪還』公開前にも関わらず、すでに、第3弾の構想を熱く語っていた。それは、本作で少しだけ描かれた宇宙空間に飛び出しての艦隊戦や敵の惑星に乗り込む映画「エイリアン」へのオマージュ溢れるもの。リアム・オドネル監督は語る。「3作目の脚本はすでに仕上がっているよ。今作のラストの2人の冒険を描く、かなり野心的な作品になる予定だ。映画『エイリアン』のオマージュとして、敵の惑星に乗り込んで戦うという展開も盛り込んである。色々な姿のエイリアンが登場する予定だ。これからその次回作のための資金集めなんかの段階に進む予定だよ。僕たちはこの『スカイライン』を、3部作とかじゃなくて、更に広がりのあるシリーズにしたいと考えているんだ。これまで作り上げてきた『スカイライン』の世界をどんなふうに広げていけるか、僕自身もかなり楽しみにしているよ。」と、「シリーズ第3弾は、どこまで、決定しているのか?」と、尋ねたところ、聞いた側が守秘義務とかないのかと、心配する程に、あっさりと詳しく熱く、語ってくれた。

リアム・オドネル監督が所属する会社は、本作の製作スタジオであるハイドラックス。メジャースタジオの数々のビッグタイトルのVFXを手掛けている会社であり、前作「スカイラインー征服ー」では、「クローバーフィールド」「第9地区」といった日常風景に現れたエイリアンやモンスターへの、一般人の反応を描くモキュメンタリー風のSFジャンルの流行を巧みに取り入れ、本作では、「MEGザ・モンスター」「ランペイジ」などの人間対モンスターのブームの潮流を見事につかんでいる。ハリウッドの現場最前線で活躍するハイドラックスならではの嗅覚を活かして、一見オーソドックスな映画「エイリアン」のモチーフに、次はどの様なトレンドを取り入れていくのか期待して待ちたい!

監督:リアム・オドネル 『スカイラインー征服ー』(脚本)
出演:フランク・グリロ ボヤナ・ノヴァコヴィッチ ジョニー・ウエストン イコ・ウワイス ヤヤン・ルヒアン
VFXスタジオ:ハイドラックス 『アバター』『ジオストーム』
配給:REGENTS/ハピネット 
R15 原題:Beyond Skyline/2017年/シネスコ/ドルビーデジタル 5.1ch/106分  
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