第27回TAMA CINEMA FORUM、ゆうばり国際ファンタステック映画祭2018、そして、カナザワ映画祭2018 期待の監督部門などで上映された魂の復讐という骨太活劇ながらも、バイオレンスからコメディへと颯爽と横断する『ケイタネバーダイ』。
監督は、主演としても過酷なアクションもこなした中村友則。
12月15日からシネマロサでレイトショー(12月21日まで)が決まりました。

死んで捨てられ流されて、気がつけばそこは父親の待つ天国でした。
過去に起こした事故が元で、多額の借金を抱えた込んだケイタとアキラ。ふたりが転がり込んだのは、自宅で風俗を営むケイタの姉・アキの部屋だった。昼は清掃業、夜は体を売ってしのいでいたケイタとアキラだったが、上客相手に暴力事件を起こし、ヤクザの組長・木村の逆鱗に触れてしまう。そしてアキラに惚れる木村の娘・サチの計によりリンチを受けたケイタは、山奥のダムに捨てられ溺れ死に、そのまま川に流されていく。ケイタの行方を追うアキとアキラ。ふたりに迫る木村の手先。しかしケイタの死体が流れ着いたのは、幼いころ死に別れた父・満男が待つ“あの世”だった……

“魂の復讐”をテーマにした骨太活劇でありながら、バイオレンスからコメディへ颯爽と横断する本作は、第27回TAMA CINEMA FORUM、ゆうばり国際ファンタステック映画祭2018、カナザワ映画祭2018にて驚きとともに迎えられ、一部の熱狂的な支持を得る。監督は、主演としても過酷なアクションをこなした中村友則。主人公の父・満男を演じるのは、『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』の工藤役で知られる大迫茂生。姉のアキ役には、映画・舞台など近年精力的に活躍する西山真来。そして朗々として恐ろしいヤクザの組長役を、パントマイム劇団「汎マイム工房」主宰のあらい汎が怪演。音楽を手がけたのは、数々の映画やドラマで劇伴を担当する今村左悶。インディー映画界を下支えし続ける才能が結集し、この奇想天外摩訶不思議な“現代版御伽草子”を作り上げた。

監督・脚本・編集・主演:中村友則 出演:大迫茂生、西山真来/あらい汎、篠田竜、青木佳文、大瀬誠、竹之下桃、竹下かおり、山田ヒロシ、綱木謙介 撮影・照明:新里勝也 助監督:大友だいき、横山翔一 美術:坂田科申 特殊メイク:石田光、三富智恵 CG:三橋翔太 音楽:今村左悶 共同脚本:山口佳奈 ロケ地協力:深谷フィルムコミッション製作:深山百合香 
プロデューサー:飯島明 制作:ふくよか舎
2017年/日本/80分/カラー/DCP/16:9/ステレオ