第23回電撃小説大賞(KADOKAWA)にて、応募数4878作品の中で選考員から賞賛の嵐を受け、文句なしで大賞を受賞した佐野徹夜のデビュー作「君は月夜に光り輝く」。「世界の中心で、愛をさけぶ」「君の膵臓をたべたい」に並ぶ感涙作として2017年2月の発売以降益々人気を博し、累計発行部数30万部を突破(2018年9月時点)した注目作が、遂に映画化します!
 死期が近づくにつれて肌が光るという原因不明の不治の病“発光病”。患者は病院から出ることが許されず、成人するまで生きることが出来ない。そんな発光病を患う余命いくばくもない少女・渡良瀬まみず役に、朝の連続テレビ小説「半分、青い」で主演を果たし、国民的女優として人気を博している永野芽郁が、入院中のまみずと出会い、“籠の中の鳥”となって病院から出ることが許されない彼女の“叶えられない願い”を【代行体験】という形で叶えていくこととなり、姉を亡くし人の死に恐怖を覚えている少年・岡田卓也役には、北村匠海が決定!!繊細な演技力で着々とキャリアを積み上げている注目度の高い二人がW主演で初共演します!
そして、“発光病”というファンタジックな設定と、人生賛歌で魅せる新機軸の青春純愛映画のメガホンを取るのは『君の膵臓をたべたい』『センセイ君主』など、人間描写に定評がある月川翔!
その他、まみずと卓也が出会うきっかけを作る同級生・香山彰には甲斐翔真(「仮面ライダーエグゼイド」)、卓也の亡き姉・鳴子には松本穂香(「この世界の片隅に」)、卓也のバイト先の先輩・平林リコに今田美桜(「花のち晴れ」)、まみずの担当看護師・岡崎に優香(『羊の木』)、まみずの母・律に生田智子(『累』)、卓也の母・恭子に長谷川京子(『後妻業の女』)ある事情でまみずに会うことが出来ない父・真に及川光博(『七つの会議』)と、フレッシュなキャストから実力派のキャストまで、多彩なメンバーが集結いたしました!
 ひょんなことがきっかけで、病院から出られないまみずは自分では叶えられない願いを卓也に代わりに実行してもらう“代行体験”を提案し、卓也はその願いを次々と叶えていくことに。代行の報告を通して、ただいつか訪れる死を待つだけだった人生に喜びを見出していくまみずと、姉の死以来内気であまり活動的でなかったけれど、まみずの喜ぶ姿を見ることで明るく変化していく卓也。
想いを寄せ合いながらも、徐々に迫りくる“死”を目前にした二人が取る選択とは―――?
朝ドラ主演を経て、女優としてより一層開花している永野と、『キミスイ』での思春期の繊細な演技で日本中を感動で包んだ北村×月川コンビによる、切なくも生命の輝きに満ちた瑞々しいラブストーリー。是非ご期待ください!

・クレジット
2019年3月15日(金)全国東宝系にてロードショー

イントロダクション

あなたのせいで、生きたくてしょうがなくなりました。
永野芽郁×北村匠海×監督:月川翔
『君の膵臓をたべたい』のスタッフが贈る、儚く美しい命の物語
第23回電撃小説大賞(KADOKAWA)にて、応募数4878作品の中で選考員から圧倒的な支持を受け大賞を受賞した佐野徹夜のデビュー作「君は月夜に光り輝く」。胸をつく感動的なストーリーと、若者に絶大な支持を得ているイラストレーターloundrawの装丁の人気もあいまって、新人作家のデビュー作ながら、異例のヒットをとばし累計発行部数30万部を突破(2018年9月時点)。そんな小説界の新星の作品が、待望の映画化!
「君の膵臓をたべたい」「世界の中心で、愛をさけぶ」と並ぶ、「生と死」に向き合う新時代の純愛物語が誕生します。

死期が近づくと体が発光する“発光病”という不治の病を患ったヒロイン・まみずには、朝ドラ「半分、青い」でその演技力が高く評価された永野芽郁。朝ドラ後初の出演映画となります。永野の同級生役には『君の膵臓をたべたい』でアカデミー賞新人俳優賞を受賞しダンスロックバンド・DISH//のメンバーとしても活躍する北村匠海。若手俳優陣の中でも群を抜いた演技力を持つ2人が、確実に迫りくる死に向き合いながらも、「人生の質」を求めることを選択し、強く美しく生きる高校生を瑞々しく演じます。
その他に甲斐翔真、松本穂香、今田美桜、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博とフレッシュから実力派のキャストまで多彩なメンバーが集結いたしました。
監督・脚本を務めるのは月川翔。『君の膵臓をたべたい』で日本中の涙をさらった月川監督が、「この作品をやりたい!」と自ら希望したほど惚れ込んだ原作。原作のファンタジックな設定を美しく描きつつ、“死生観”をテーマに、人々が前を向いて生きる意味を問いかける青春純愛映画を作り上げます。

死が近づくほど、美しく輝きだす命。
限られた時間を精一杯生きた先に待っている“未来”とは―――?
この春、「君月」の儚くも美しい愛の輝きに、日本中があたたかい涙に包まれます。

ストーリー
高校生の岡田卓也(北村匠海)はクラスの寄せ書きを届けるため行った病院で、入院中の同級生・渡良瀬まみず(永野芽郁)と出会う。
明るく振舞う彼女が患う病気は“不治の病・発光病”。
細胞異常により皮膚が発光し、その光は死が近づくにつれて強くなるという。
そして、成人するまで生存した者はいない―。
原因はいまだに解明されておらず、患者は病院から出ることを許されない。まみずは”籠の中の鳥”だった。

卓也は病院から出られないまみずの“叶えられない願い”を代わりに実行し、その感想を伝える【代行体験】を行うことに。
代行体験を重ねるごとに、まみずは人生の楽しみを覚え、卓也は彼女に惹かれていく。
しかしその反面、迫りくる死の恐怖が2人を襲う。そして卓也に隠された”ある過去”を呼び覚ます。

命のともしびが消えるその瞬間。
まみずが卓也に託した最期の代行体験とは――。


【永野芽郁コメント】
最初にお話をいただいた時から絶対にやりたい!と思う役だったので、月川監督の作品に出演できるという喜びと、まみずという、色んな時間を重ねていく度に魅力的な儚さを持つ女の子を演じることができるのが本当に嬉しいです。朝ドラ出演後、初の映画出演となりますが、なんだか朝ドラのテンポ感に慣れてしまって、久々の映画の現場に緊張しています。そして久々に違う女の子を生きる不安もありますが、新鮮な気持ちで向き合って頑張りたいと思います。北村匠海さんとはまだあまり現場でご一緒していないのですが、居心地の良い方なので、最後まで穏やかに落ち着いた雰囲気のままできるんじゃないかなと勝手に思っています(笑)。原作を読んでみて、まず表紙を見たときに、とても綺麗なのにどこかとても儚い印象がありました。最後まで読み終わったときに表紙の意味が分かって泣きました。まみずの心の言葉を自分が演じる事で壊さないように、お守りとして原作と共に撮影に臨みたいと思います。

【北村匠海コメント】
今回、”君は月夜に光り輝く”にて岡田卓也役を演じることになりました北村匠海です。
まず月川監督とまた映画を作れることが純粋にすごく嬉しかったです。
温もりがあり、そして緊張感もある現場で芝居をすることがとても楽しみでワクワクしています。
原作、台本を読んでみて、すごく純度の高い、そして人として大事なテーマである”命”を扱う映画に再度起用して頂けたことについてとても感慨深く、”卓也”を精一杯生き抜きたいと思います。
素敵なキャスト・スタッフの皆様と、そして初共演の永野芽郁さんとこの物語を大切に紡いでいきたいと思うと同時に、僕自身この作品に真正面から向き合って変わらない映画への愛を注いでいきます。
完成を楽しみにしていてください!

【月川翔監督コメント】
あらすじを読むと[肌が光る病気の話]と思うかもしれません。しかしこれは[命の輝き]を描く物語です。
命が終わろうとするときに、新たな始まりを見つける光のような。
原作は佐野徹夜さんのデビュー小説であり、佐野さんの人生に根差した大切な一作だと感じました。心して映画化に臨みます。
主演の永野芽郁さんは、僕がこの原作を読んでいる時期にCMでご一緒して、イメージにピッタリだと運命的に感じ出演オファーしました。北村匠海さんは『君の膵臓をたべたい』で信頼関係を結べており、真っ先に頭に浮かびました。というか彼以外考えられなかったです。
この心強いキャスト・スタッフとともに、[生きること]の感動をお届けできるよう頑張ります。

【岸田一晃プロデューサーコメント】
小説の「大切な人の死にどう向き合うべきか」というテーマに引き込まれ、その先に描かれた「命の輝き」に心が震えました。すぐさま月川監督にストーリーを全て口頭で伝え「これは届けなくてはいけない映画です」とオファーしました。
朝ドラも経て、瑞々しい生命力と儚さを合わせ持った永野芽郁さん。「キミスイ」で“人が生きる意味”を体現し、涙をさらった北村匠海さん。若手俳優では群を抜いた演技力を持つ2人の化学反応が映画を色鮮やかにすると思いました。今を生きる人に伝えたい“命の希望”が詰まった映画です。

【佐野徹夜(原作者)コメント】
月川監督、主演の永野さん、北村さんによってどんな素敵な映画になるのか、僕も一人の観客として今からとても楽しみです。この作品の原作小説は、僕のデビュー作です。だからなのか、やっぱり、過剰な思い入れがある。主人公は自分の分身のようなところがあるし、そんな十代の思春期の悩みとか魂みたいなものを、僕は作品に込めた気がします。生まれてきて死んでいくこの不条理な人生を、どうやって受け止めればいいのか。作品が終わった後も続いていく人生の、何かの助けや支えになるような、生きていくことをほんの少しでも肯定できるような、そんな心に残る作品であってもらえたらと願っています。人生は無じゃないし、生きてることには意味がある。そんな当たり前かもしれないことを思うのに、十五年くらいかかってしまった、あまり立派ではない僕からのメッセージでした。

【loundraw(イラストレーター)コメント】
映画化おめでとうございます。初めて原稿を拝読してから、もう二年が経とうとしていることが驚きです。
読み終えた時の衝撃は計り知れず、一人でも多くの方に読んで欲しいと感じたのを覚えています。
卓也とまみずの一瞬の物語は、きっと誰しもの心の中に残っていて、その輝きにまた出会えるのが何より嬉しいです。
「君は月夜に光り輝く」を愛する皆さんと一緒に、二人の行く末をこの目で見届けたいと思います。

製作概要
タイトル 『君は月夜に光り輝く』
原  作  佐野徹夜『君は月夜に光り輝く』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
監督・脚本 月川翔(『君の膵臓をたべたい』『センセイ君主』)
制作プロダクション 東宝映画
配  給  東宝
撮影時期  2018年10月7日(日)~11月13日(火)(予定)
公開時期  2019年3月15日(金)公開
コピーライト ©2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会