阿佐田哲也を原案に据え、昭和の大傑作「麻雀放浪記」の新作として斎藤工主演・白石和彌監督のタッグで始動した『麻雀放浪記2020』(2019年4月5日(金)公開)。この度、不朽の名作「麻雀放浪記」に新たな血をそそいだ今作の【漫画版】×【映画版】同時進行企画が新たに発表となりました。

現在、麻雀・ギャンブル漫画の大御所「近代麻雀」で連載中の漫画「麻雀放浪記2020」(作画 清水洋三/竹書房)。今年6月から好評連載を行っているこの漫画は、実は映画との同時連動企画だった。これは累計発行部数 250万部を超える不朽の名作・阿佐田哲也著「麻雀放浪記」を“原案”とした、新たな映画化作品と密かに同時進行しているプロジェクトでありました。

先ごろ発表された【映画版】の主演俳優・斎藤工が、自身の愛好する映画作品の中でもトップクラスの作品である「麻雀放浪記」(84年 和田誠監督)。彼の熱いラブコールにより映画化が決定し、“いま日本映画で一番攻める作品を撮る”と言われる日本映画界のトップランナー、『孤狼の血』(18年)の白石和彌監督がこの新作『麻雀放浪記2020』のメガホンを執りました。
この新作映画企画の発端(2016年)に際し、麻雀漫画界の老舗「近代麻雀」に、本企画の相談が持ち込まれました。
あの名作をどのように復活させるべきか!?そして、麻雀ファンが観ても作品に違和感がないようにするため、編集部に協力を求め、編集部はすぐさま快諾。その脚本作りに、ギャンブル漫画の大家・片山まさゆき氏の協力を要請しました。阿佐田哲也のスピリッツを受け継ぎ、新たなそして驚くような物語の骨格が作り出されていったのです。
さらにその後、片山まさゆき氏が作り出した、2020年を舞台にした大胆な【プロット】をもとに、映画製作は白石和彌監督のもと、脚本を佐藤佐吉(「殺し屋一」)が執筆し、撮影へ。同時に「近代麻雀」では、2018年6月より連載を開始。    
両作の物語は、設定こそ同じものの、映画版と漫画版が同じストーリーなのか、どうなのか?クライマックスにそれぞれ何が起こるのか?全く明かされていません。すべてを知る為には、漫画版、映画版の両方をその目で確かめるしかありません。マンガ版の連載は、これから佳境に入ります。漫画版の最終回は映画版の公開する直前である、2019年・平成最後の春!
今後のプロジェクト展開に、乞うご期待ください。

■ プロット協力 片山まさゆき Masayuki Katayama
1959年4月20日生まれ。血液型B型。千葉県旭市出身の漫画家。麻雀を題材にした漫画でヒットを飛 ばす同ジャンルの第一人者。 初代麻雀最強位。代表作『ノーマーク爆牌党』『スーパーヅガン』『打姫オバカミーコ』など

■ コミックス作画 清水洋三 Yozo Shimizu
1970年4月22日生まれ。血液型O型。愛知県出身の漫画家。 1989年に小学館からデビューし、その繊細かつ大胆な絵柄で
多くの作品 を発表。 代表作『Wonder School Boy』『ナイトラヴァーズ』『蒼空のグリフォン』など

【作品情報】タイトル:『麻雀放浪記2020』    公開日:2019年4月5日(金)
企画:アスミック・エース/ 制作:シネバザール/ 配給:東映
原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫・刊)/脚本:佐藤佐吉、渡部亮平、白石和彌/プロット協力:片山まさゆき
キャスト:斎藤工 ほか  監督:白石和彌