この度ドキュメンタリー映画『津軽のカマリ』が 11 月 3 日(土)より青森・青森松竹アムゼ、柏シネマヴィレッジ 8 イオン柏、11 月 10 日(土)より東京・ユーロスペースほか全国順次公開する運びとなりました。

1998(平成 10)年に亡くなった津軽三味線の巨星、故初代 高橋竹山。明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹が元でおおよその視力を失う。北東北の過酷な環境の中、庶民の暮らしは貧しく、福祉もまだ整わない時代、唯生きていく為に三味線を習い、門付けをしながら乞食同然に彷徨った。生前、竹山は「津軽の匂いが湧き出るような音をだしたい」と語っている。映画は、残された映像や音声、生身の竹山を知る人々の言葉を拾いながら、彼の人生や心模様を呼び覚ましていく。この地に今も残る風習や文化、人々の暮らしにレンズを向けるのは『スケッチ・オブ・ミャーク』の大西功一監督。竹山の音と津軽の風土を重ねて、記録していった。
津軽三味線奏者高橋竹山の生涯、彼の記憶は音色として、そして津軽三味線という北東北の生業としていまも息づいている。

出演:初代 高橋竹山
監督・製作・撮影・編集| 大西功一「スケッチ・オブ・ミャーク」
共同プロデューサー|明山遼 音楽|パスカル・プランティンガ
出演:二代目 高橋竹山、高橋哲子、西川洋子 他
特別協賛|青森放送株式会社、田澤昭吾、タクミホーム株式会社、竹勇会、藤田葉子、謡樂堂
配給|太秦 デザイン|なりたいつか 2018|日本|104 分|DCP|モノクロ・カラー|ドキュメンタリー
www.tsugaru-kamari.com © 2018 Koichi Onish