突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアをまじえつつあたたかく描いた感動作『鈴木家の嘘』が11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開致します。

このたび、本ビジュアルの完成と、日本映画界を牽引する名匠・橋口亮輔監督、大森立嗣監督、横浜聡子監督ら3名より本作への絶賛コメントが到着しました。

『滝を見にいく』(沖田修一監督)、『恋人たち』(橋口亮輔監督)、『ピンカートンに会いにいく』(坂下雄一郎監督)などを生み出した松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクト第6弾となる『鈴木家の嘘』。本作は、橋口亮輔監督(『恋人たち』)、石井裕也監督(『舟を編む』)、大森立嗣監督(『セトウツミ』)ら、数多くの作品で助監督を務めてきた野尻克己の劇場映画初監督デビュー作である。

鈴木家の家長である父・幸男役に岸部一徳、母・悠子役に原日出子、ひきこもりの長男・浩一役に加瀬亮、鈴木家の長女・富美役に、ワークショップを経て400名もの応募者から選ばれ、瀬々敬久監督作『菊とギロチン』でもヒロインを務めた注目の新星・木竜麻生。そのほか、岸本加世子や大森南朋ら演技派が個性的なキャラクターの親族を魅力的に演じている。

異様な雰囲気満載!?本ビジュアル解禁!!

この度解禁となった本ビジュアルは、鈴木家4人が家の前で並ぶ写真が大胆に使われており、母・悠子は笑みを浮かべているが、そのほかは微妙な表情で写っている。さらに長男・浩一は家族と少し離れた位置におり、「嘘も方便。」のコピー相まってさらに物々しい雰囲気を際立たせる。長男の死によって母についた嘘はどこまで続くのか?そして度々登場するチェ・ゲバラのイラストの意味とは?次から次へと想像させられる仕上がりとなっている。

日本映画界を牽引する名監督らの絶賛コメント到着!!

本作に至るまでに数々の日本を代表する名監督の元で助監督を務めてきた野尻克己。そんな彼の初監督作品をいち早く鑑賞した師匠らから絶賛のコメントが到着!本作に胸を熱くさせられた彼らの力強いコメントは以下となります。

映画には、作る者に根拠がある作品と、ない作品がある。
根拠がある作品は強い。どうしても伝えたい何かがあるということだ。
この作品にも、胸を掴まれる瞬間が何度もある。物語に引きずり込まれてしまう感覚。
これは、映画を観る喜びなのだ。

―――――橋口亮輔監督(『恋人たち』)

嫉妬するほどおもしろかった!
家族を見つめる視線は優しくて厳しい。完璧だった。

―――――大森立嗣監督(『セトウツミ』)

昔、ロケハン中の車内で、当時助監督だった野尻さんが突然ご自分の家族についてぽつりと話し始めた。
衝撃で私は言葉が出ず、車中は静まり返った。
あれから十年経ち、野尻さんは映画を撮った。
それはやっぱり家族の映画だった。
ひとつの作品を生むまで何年もかけること。
本当に撮りたいもの、やりたいことがしっかりとあること。
悲しみに笑いという光を照らすクレバーさと強さ。
それらの全てが、成熟した新人監督・野尻克己の唯一無二の作家性なのだ。

―――――横浜聡子監督(『ウルトラミラクルラブストーリー』)

監督・脚本:野尻克己
出演:岸部一徳 原日出子 木竜麻生 加瀬亮  岸本加世子 大森南朋 
音楽・主題歌:明星/Akeboshi「点と線」(RoofTop Owl)
製作:松竹ブロードキャスティング 制作プロダクション:ハーベストフィルム
配給:松竹ブロードキャスティング/ビターズ・エンド
©松竹ブロードキャスティング
2018年/日本/133分/カラー/ビスタ/5.1ch/DCP
公式サイト:www.suzukikenouso.com