SFホラーの傑作『遊星からの物体 X』<デジタル・リマスター版>の 10 月 19 日(金)全国公開に合わせ、全米公開時のオリジナル予告編と新写真 4 点が到着した!

本映像は「メーデー メーデー。氷の中に何かを見つけた」と助けを求める音声から幕を開ける。しかし応答は一切無い―。南極基地に向かうヘリコプターの姿、氷の中から発見される何か。そして 10 万年もの間、氷漬けになっていた<それ>が新たな寄生先を見つける。寄生した人間の姿に擬態する<それ>は誰にも見えず、聞こえず、感じられないという。<それ>は12 人の南極隊員の中に姿を隠して潜み、既に本物の人間はたった数人しか残っていない状況である。疑心暗鬼に陥る隊員たち―。ライフルや火炎放射器など様々な手段で対抗をするが、次第に追い込まれてしまう。そして最後は響き渡る絶叫と「人類は最も温かい隠れ場所だ」という意味深いコピーで予告編は幕を閉じる。
本予告編の後半で一瞬登場する宇宙生物の姿だが、撮影を開始した 1981 年 8 月から翌 8 月の公開までその姿は徹底的にヴェールに包まれており、撮影現場でもポスト・プロダクションの段階でも写真を撮ることは一切禁じられていた。宇宙生物の風貌や特徴について、すべてを把握していたのは監督のジョン・カーペンターと脚本のビル・ランカスター、ロブ・ボッティンら特殊造型チームのみで、全貌はその他のキャストやスタッフにも明かされていなかったという。ポスト・プロダクションは公開直前の 5 月まで続いており、宇宙生物の造型についてカーペンターがいかにこだわっていたかということが窺える。尚、本予告編は TV 放映向けにスタンダードサイズとなっているが、実際の上映はオリジナルのシネマスコープサイズで行われる。

『遊星からの物体 X』<デジタル・リマスター版>は 10 月 19 日(金)より全国公開!
メイン館である丸の内ピカデリーでは二週間限定で幅約 15mの巨大スクリーンでの上映となる。
10 月 10 日(水)には丸の内ピカデリー爆音映画祭で一夜限りの先行上映も行われる。

また、同日 10 月 19 日(金)からはジョン・カーペンターが製作総指揮と音楽を務める『Helloween』が全米公開。日本国内では 9 月 29 日(土)より同じくジョン・カーペンター監督による SF ホラーの傑作『ゼイリブ<製作 30 周年記念 HD リマスター版>』がシネマカリテ他全国順次公開となるなど、巨匠ジョン・カーペンターが大盛り上がりの秋となりそうだ!!是非この機会にスクリーンで堪能して欲しい。

■丸の内ピカデリー爆音映画祭 『遊星からの物体X』先行上映情報
日時:10 月 10 日(水)19 時~トークショー、19時半~上映
場所:丸の内ピカデリー3
チケットは丸の内ピカデリー公式HPにて9月28日(金)17時~発売開始(劇場窓口は9月29日(土)劇場オープン時より)

STORY
南極基地に現れた一匹の犬。
それは 10 万年前に地球に墜落し、氷の下で眠っていた宇宙生物だった。接触した生物の細胞に同化、擬態を行うその生命体は、隊員へと次々と姿を変え、基地の中に侵入する。
およそ 2 万 7000 時間で地球上の全人類と同化が完了するという試算結果に怯えた生物学者ブレアの手により、通信手段、交通手段を断たれ孤立した基地。誰が本物で、誰が“物体 X”かわからないという究極の状況下で、疑心暗鬼に陥る 12 人の隊員たちは果たして生き残ることが出来るのか―。そして人類の運命は一体―。

監督:ジョン・カーペンター 脚本:ビル・ランカスター 原作:ジョン・W・キャンベル・Jr 「影が行く」
出演:カート・ラッセル、A・ウィルフォード・ブリムリー、T・K・カーター、デヴィッド・クレノン、キース・デヴィッド、リチャード・ダイサート、チャールズ・ハラハン、ピーター・マローニー、リチャード・メイサー、ドナルド・モファット、ジョエル・ポリス、トーマス・ウェイツ
製作:デヴィッド・フォスター、ローレンス・ターマン 共同製作:スチュアート・コーエン
1982 年|アメリカ映画|109 分|カラー|スコープサイズ|DCP|原題:THE THING|ターマン=フォスター・カンパニー作品|ユニバーサル映画
提供:boid、キングレコード|配給:アーク・フィルムズ、boid
© 1982 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式 HP thething2018.jp