女性誌初！宇野昌磨選手が表紙の「25ans」特別版発売 / 黒木華さん×樹木希林さんのスペシャル対談を収録
■ 黒木華 × 樹木希林 スペシャル対談「お茶が教えてくれたこと」
9月15日に惜しまれつつ永眠された樹木希林さん。『25ans』では、7月上旬に、映画「日日是好日」で初共演された黒木華さんと樹木希林さんの対談を行いました。お茶の稽古をつける先生と学ぶ生徒という役柄を演じたお二人に、作品を通して再発見された和の美意識について語っていただきました。フォトシューティングでは、黒木さんは菊が鮮やかな花模様の訪問着、樹木さんは秋模様の刺繍が施されたご自身のアンティークの色留袖を着用され、素敵なきもの姿を披露いただきました。黒木さんを通して語られた、樹木希林さんからの次世代へのメッセージを4ページにわたってお伝えします。
お二人のきもの嗜みについて・・・
黒木さん きものはやっぱりしゃんとしていますね。気持ち良く着られるようになりたいです。
樹木さん きものを着て、ハイヒールを履いているように歩くと違和感があるでしょ。
体の使い方が違うのね。襟の抜き方一つで、男にだらしないか、繕っているけどそれが垣間見えるとか、いろいろ表現できるし。今回はお茶だからきちんとしてましたね。
黒木さん 普段は襦袢で遊ぶとおっしゃってましたね。すごく素敵だと思います。
樹木さん 私、きものも多いけど、長襦袢の数もやたら多いの（笑）。今日は半襟もちょっと色をね。年をとると顔はくすんでくるから、白い半襟だとかえって老ける。でも、こういう色だと年相応にね。
劇中で樹木さん演じる武田先生の「本物を見なさい」というセリフから、本物を見極める目について・・・
樹木さん ただ私は、偽物でもそれでいいなと思うものがあるんです。偽物なら偽物と承知で見ていく、というのが好きで。
黒木さん 私も自分の中で本物だと思ったら、それが本物じゃないかなって。
樹木さん 私は本物だと思わないの（笑）。ただ若い人たちは、機会があったら、できるだけ本物を見たほうがいいわね。
全然違いますよ。そうすると、自然と男の人も見極めがつくようになります。
樹木さん （中略） あと、私は物がないお茶室のような、日本家屋的な生き方もいいなと思いました。お茶の世界に代表される日本の静謐な美しさは、子どもたち、次の世代に伝えたいです。
黒木さん そういった生き方を、私たち世代も求めている気はします。今は物が溢れていて、自分が何をしたいか分からなくなる。雨音やお茶を点てるときのお湯の音を聴いたりして、その空間、時間を体感すること、本来普通にできることを取り戻していく感覚はあるのかなと思います。
■ 「25ans」 2018年11月号
2018年9月28日（水）から通常版、特別版の2種類を発売します。
通常版 800円（税込）、特別版800円（税込）
【 11月号 その他コンテンツ（通常版・特別版共通） 】
［Fashion］ ● FASHION&JEWELRY企画
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● 25ans Lady Style 連続企画第3弾
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