1978 年、「PFF」の前身「ぴあ展」に、「ライブイン茅ヶ崎」を持込んでから「ぴあ」との付き合いが始まり今年で 40 年。28 本の作品を残し、2011 年 12 月 20 日にこの世を去った森田芳光監督。森田作品は、彼の生き様同様に、“キャッチー”で“ポップ”で“刺激的”で“挑戦的”。今観ても、カルチャーを生み出すパワーが漲っています。そんな森田作品をこよなく愛するライムスター宇多丸氏の発案により、前代未聞の企画が今回実現!!!
その企画とは、森田芳光全作品上映に加え、全回ライムスター宇多丸が、森田作品のプロデューサーであり監督の夫人でもある三沢和子を迎え 1 時間たっぷり語る『2018 年の森田芳光 -森田芳光全作品上映&史上初!ライムスター宇多丸語り下ろし-』。
そして、5 作品鑑賞者には「の・ようなもの」のフィルムしおりを特典にするという、森田ファン垂涎の企画も! 全映画ファン必見の 27 公演、是非劇場に足をお運びください。

宇多丸コメント
2011 年に急逝するまでの約 30 年間、自主制作の実験精神を保ったまま、日本映画界のトップ監督としてキャリアを更新し続けた森田芳光。
ただし、全作に彼ならではの先進的なコンセプトが込められているからこそ常にスリリングだったモリタ映画ですが、それゆえ作品によっては、時代に先駆け過ぎていたりアイデアが先走っていたりで、十分な評価や理解が得られているとは言い難いものも多々残されている、というのが現状だと思います。そこで今回の連続上映。森田作品のプロデューサーであり監督の奥様でもある三沢和子さんの貴重なお話をうかがいつつ、「今」の視点からそのフィルモグラフィを見つめ直し、前述のギャップを出来る限り埋めてゆくことで、森田芳光というこの稀有な映画作家の全体像に、改めて迫ろうという試みです。
聴き手役を仰せつかり、その歴史的重責に震えております……!

チケット:前売 1,500 円 当日 1,800 円
※前売券が完売した場合は当日券の販売はなし。
※5 作品鑑賞者特典付き。11 月 3 日以降、劇場にてチケット 5 作品提示の上、引換え。
※宇多丸、三沢和子のトークショーは、上映後を予定。
※チケットは、整理番号付き。
一般発売日:2018 年 9 月 22 日(土)10:00~(チケットぴあ、新文芸坐窓口にて取り扱い)
会場:新文芸坐 会場住所:東京都豊島区東池袋 1-43-5 マルハン池袋ビル 3F
問合せ:新文芸坐 TEL 03(3971)9422
主催:ぴあ/新文芸坐
協力:ニューズ・コーポレイション/スタープレイヤーズ/サルーテ

『家族ゲーム』(C)1983 日活/東宝
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『間宮兄弟』 (c)2006『間宮兄弟』製作委員会
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