このたびKATSU-do、太秦配給による映画『銃』(11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー)の予告編が解禁になります。

文壇のなかで、注目を浴び続けている作家・中村文則のデビュー作『銃』(02年新潮新人賞受賞。英訳『The Gun』は16年「ウォール・ストリート・ジャーナル」年間ベストミステリー10冊選出)。中村自身が “偏愛している” というこの衝撃作を、奥山和由プロデューサーによる企画・製作、そして武正晴監督(『百円の恋』『嘘八百』)がメガホンをとり映画化。本作はモノクロームの映像表現により、人間を追及していく純文学性をもった質の高い作品として描かれました。

主演は、村上虹郎。銃を手にし、その魅力に捉われ、且つ支配され、徐々に狂気が満ちていく難役の主人公・西川トオルを熱演。ヒロイン・ヨシカワユウコには広瀬アリス。快活さとは反面、心のなかに何らかの問題を抱えている女子大生を可憐に演じています。そして、トオルを追いつめる刑事には、リリー・フランキー。彼の独創的な発想と演技力が刑事という人物をより浮き彫りにし、主人公を追いつめる姿は、さらに本作を盛り上げる要素となっています。他、日南響子、新垣里沙、岡山天音など、個性派俳優の面々が脇を固めています。

<20歳の村上虹郎の色気と本気度が詰まった映像に注目!>
昨夏(7月)の撮影時、都内の高島平近辺ほかにて撮影が行われました。主人公の家となるアパートに撮影の少し前から住み込んで、主人公の気持ちを体現しようとした村上虹郎さん。隣の部屋から漏れ聞こえる女の怒声は、「隣の女」役の新垣さんが、同時に怒鳴る声が実際に聞こえる状態で、そのまま撮影されています。まるで村上さんの家にお邪魔し、観察するような雰囲気で撮影が進められたことにより、リアルな息づかいを感じて貰えることでしょう。そして、彼がみせる表情ひとつひとつに感じさせられる本気度、そして20歳の青年とは思えない破滅に向かう人間の色気に惹きつけられます。
また、予告編にも使用されたシーンで、広瀬アリスさんの「あなたは問題を抱えている」というセリフ(予告ではセリフの一部分のみ使用)は、原作小説には無いシーンで、原作者・中村文則さんが映画化に際して書き下ろされたセリフです。ユウコがトオルに今の心境、想いを伝える、主人公にとって救いとなるシーンとなっています。どのようなシーンかは、ぜひ映画本編をお楽しみに。


村上虹郎  広瀬アリス
日南響子|新垣里沙|岡山天音|後藤淳平(ジャルジャル)|中村有志|日向丈|片山萌美|寺十吾|サヘル・ローズ|山中秀樹
リリー・フランキー
企画・製作|奥山和由  監督|武正晴  原作|中村文則「銃」(河出書房新社)  脚本|武正晴・宍戸英紀
制作プロダクション|エクセリング  企画制作|チームオクヤマ 配給|KATSU-do 太秦 製作|KATSU-do
Ⓒ吉本興業  2018年/日本/カラー&モノクロ/DCP/5.1ch/97分/ R15+  公式サイト:thegunmovie.official-movie.com twitter @GunMovie