2017年ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞受賞
フランス映画界の新星グザヴィエ・ルグラン監督、衝撃のデビュー作!

この度、家族の関係を描いた繊細な人間ドラマでありながら、張り詰めた緊張感が観る者を襲う傑作サスペンス『ジュリアン』が2019年1月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開することが決定致しました。

『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)が金獅子賞を受賞した《第74回ヴェネチア国際映画祭》にて最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞し、本国フランスで40万人動員のロングランヒット。そして、アメリカの映画批評サイトRotten Tomatoesでは94点の高評価を得ている注目作の日本公開が決定した。フランス映画界の新星グザヴィエ・ルグランの長編監督デビュー作となる本作は、ドラマ性の高さとサスペンス要素が濃密。『クレイマー、クレイマー』(79)と『シャイニング』(80)を脚本執筆時から念頭に置いていたというのにも頷ける。卓越した演出力で俳優から素晴らしい演技を引き出し、世界各国で絶賛されている傑作サスペンスだ。

主人公は、離婚した父親アントワーヌと母親ミリアムの間で揺れ動く息子ジュリアン。まだ11歳の彼は母親を守るために必死で嘘をつき続けるが…。親権問題で家族の関係に緊張が走る中、映画は想像を超える衝撃の展開をみせていく。

今回解禁されたポスタービジュアルは、口を真一文字に結び、寡黙な表情を浮かべるジュリアンと、父親と母親が真剣なまなざしで何かを訴えている姿が捉えられており、ジュリアンの置かれている状況の複雑さを想起させる。

長編デビューにして、名誉ある映画祭で数々の賞を総なめにしたルグラン監督は、本作について「子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況を大事にした」と語っており、ジュリアンの苦悩する表情から伝わる“物言わぬ名演技”が本作の見どころの1つでもある。

昨今の日本でも問題視されている親子の在り方を問う『ジュリアン』は2019年1月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。

督・脚本:グザヴィエ・ルグラン 製作:アレクサンドル・ガヴラス 撮影:ナタリー・デュラン
出演:レア・ドリュッケール ドゥニ・メノーシェ トーマス・ジオリア マティルド・オネヴ
2017 年/フランス/93 分/原題:Jusqu’a la garde/カラー/5.1ch/2.39:1/日本語字幕:小路真由子
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 配給:アンプラグド © 2016 – KG Productions – France 3 Cinéma
Julien-movie.com