この度、2018 年 9月 15 日より 9 月 19 日の間、AL にて、澤寛撮影によるドラマ「ワンダーウォール」(9 月 17 日 14:00 より、 NHK 総合放送にて放送、脚本 渡辺あや)写真集の出版を記念して<『ワンダーウォール』 展>を開催します。会場では写真集 の販売も行われ、会期中には脚本家渡辺あや、ドラマ出演キャストによるトークイベント、音楽家大友良英と岩崎太整によるトーク&ライブイベントが開催されます。 (なお、ドラマは9月17日 14:00 より、 NHK 総合放送にて再放送されます)

写真展・イベント概要
澤 寛『ワンダーウォール』 展

会期: 2018年9月15日(土) ‒ 9月19日(水)
会場: AL gallery
tel:150-0022 東京都恵比寿南3-7-17 1F
営業時間: 12:00-20:00

●オープニングレセプション
9月15日(土) 19:00-21:00  ※ドリンクサービスのみ、どなたでも入場可能

●トークイベント①
9月16日(日) 18:00入場開始 18:30-20:00
登壇:渡辺あや × 澤寛
入場料:入場料3500円(写真集1冊付き)
※要予約(定員になり次第、予約受付終了)(応募方法は下記参照)
※座席に限りがあるので、立見のご案内をさせて頂く場合がございます。
※予約メールアドレス yoyaku@al-tokyo.jp

●トークイベント②
9月17日(月) 18:00入場開始 18:30-20:00
登壇:須藤連・岡山天音・三村和敬・中崎敏
入場料:入場料2700円(写真集1冊付き)
※要予約(定員になり次第、予約受付終了)(応募方法は下記参照)

●トーク&ライブイベント
9月18日(火) 18:00入場開始 18:30-20:00
登壇:岩崎太整・大友良英
入場料:入場料3500円(写真集1冊付き)
※要予約(定員になり次第、予約受付終了)(応募方法は下記参照)

【応募方法について】
各イベント開催前日の19:00まで事前予約を受付ます。
件名に 「ワンダーウォール予約 + イベント名・日時」を記載し、本文にお名前、連絡のつきやすい御連絡先(携帯番号など)、複数の場合は人数を明記の上、yoyaku@al-tokyo.jp までメールにてお申し込みください。追って確認のメールを返信致します。

■注意事項■
※平日のみ、手動でのご返信となりますので多少お時間がかかる場合がございます。一両日を目安にはしておりますが、予めご了承ください。
※携帯電話からの場合はPCからのメールを受信できるよう、ご確認の上送信下さい。
※PCの場合でもメール受信に何らかの問題が発生し未着となる場合がございます。3日ほど経過しても当方より何の返信もない場合はお電話にて確認ください。
※eメールは、必ず今後のやり取りでお使いになるアドレスからご送信下さい。申し込まれたメールにそのまま返信の形をとらせて頂きます。
※お申し込み後のキャンセルに関しましては、お申込時の返信メールにてご案内いたします。
※その他ご質問・ご連絡等も、基本的にはすべて上記メールにて承りますが、緊急時はお電話でも承ります。
※座席に限りがあるので、立見のご案内をさせて頂く場合がございます。

これは希望の物語だ。
ここは100年前、社会が希望を託し産み出した場所だ。 我々には、この場所の未来は関係がない。 それでも、ここに心が惹かれたのは、この場所に希望が残っているからだろう。
その微かな希望を、皆で話し合おう。 その汚れなき希望を、未来に残そう。 その純朴な希望を讃え、大きな声で叫ぼう。
この物語はフィクションだ。 誰の物語でもない。そうでいて、壁を目の当たりにした、誰しもの”心の物語”だ。 誰かが言う、「壁は自分で立てるものだ」、否、ここで言う壁はただの言葉だ。
没頭せよ。 その時間は永遠だ。
没頭せよ。 その時間こそが宇宙だ。
歌え。 希望を汚されないために。
歌え。 自由を奪われないために。
待て、これは何の話だ?
(澤 寛)

●作家プロフィール
澤 寛 Kan Sawa
1984年 神奈川県生まれ
2006年 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科 中退
2011年 第五回アジアンフィルムアワード ベストコスチュームデザイナー ノミネート
2018年 個展 「RAPTURE」


写真集「ワンダーウォール (シナリオ付)」
金額 : 2700円(税込み)
写真:澤寛 / 脚本 : 渡辺あや / 寄稿:渡辺あや、内田樹、大友良英 / 装丁 : 原耕一、七郎(trout) / 発行:BJ / 発売:誠光社 / 182mm × 242mm / 144P / ソフトカバー / 9月中旬発売予定

どうしてこんなに苦しいんだろう。廃寮の危機に瀕したある学生寮に住む学生たちに立ちはだかる壁。自由とは、自治とは、対話とはなにかを、抵抗しもがき苦しむ若者たちの姿を通して鮮やかに映し出したドラマ『ワンダーウォール』公式写真集。本作の脚本を担当した渡辺あやが「命と壁と場所」を寄稿する他、内田樹「放っておいて、好きにさせてくれ」、本書の写真を撮影した澤寛「俺は、俺達の場所を規定されたくない」、大友良英「『ワンダーウォール』にツボってしまって、勝手に応援したくなっている」、と多数原稿を収録。ドラマの中で失われつつあった近衛寮という架空の場が、われわれの自由と地続きであることを教えてくれる一冊。