第23回 釜山国際映画祭へ 近浦啓監督の長編デビュー作品『COMPLICITY(英題)』 正式出品決定!
釜山国際映画祭でアジアプレミア上映へ!
中国の映画界で活躍を続ける俳優ルー・ユーライと日本が誇る名優藤竜也を主演に迎え、日本=中国の国際共同製作で製作された映画『COMPLICITY(英題)』。
この度、10月4日~13日(現地時間)にて開催される第23回釜山国際映画祭 アジアの窓部門に選出され、正式出品が決定しました。
本作『COMPLICITY(英題)』は、9月6日から開催される第43回トロント国際映画祭でのワールドプレミア上映が決定しており、この釜山国際映画祭での上映がアジアプレミア(アジア圏初上映)となります。
10月4日釜山国際映画祭の幕開けとなるオープニングセレモニーのレッドカーペットには、主演のルー・ユーライ、藤竜也をはじめ、アジア各国でファッションアイコンとして注目を集める赤坂沙世、そして近浦啓監督及び中国側の共同プロデューサーのナイ・アン、フー・ウェイも参加を予定しています。
近年社会問題として取り上げられることが多い技能実習生制度、不法滞在外国人などを背景にしながらも、異国の地でもがきながら生きていく一人の若者の姿を普遍的な物語として描いた『COMPLICITY(英題)』は、昨年8月〜9月にかけて、関東近郊、山形県、中国河南省で撮影されました。主演にはルー・ユーライ、藤竜也、そして赤坂沙世、松本紀保などが渾身の演技で映画を彩ります。
本作は、短編映画で昨年のロカルノ国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭で高く評価された近浦啓監督の長編デビュー作品です。
また、本発表にあわせて、インターナショナル版の予告篇を初公開いたします。
********映画基本情報********
【STORY】
中国 河南省から技能実習生として日本に働きに来たチェン・リャンは、研修先企業から失踪し、不法滞在の身となる。故郷の母に真実を告げられず、研修を続けていると偽りながら、斡旋される窃盗に手を染めていた。そんな中、ひょんなことから他人になりすまして山形の小さな蕎麦屋に住み込みで働き始めることに。厳格な店主・弘と娘の香織がきりもりする蕎麦屋で弘に怒鳴られながらも出前をこなす日々。ある日、チェンリャンは、出前先のアトリエで葉月という女性に出会い…。
【映画情報】
出演: ルー・ユーライ、藤竜也、赤坂沙世、松本紀保
監督・脚本・編集: 近浦啓
英題: COMPLICITY(邦題は未定)
2018/116分/カラー/日本=中国/5.1ch/アメリカン・ビスタ
製作:クレイテプス / Mystigri Pictures
©2018 Creatps / Mystigri Pictures
2019年劇場公開予定
【監督プロフィール】
近浦啓(ちかうらけい)・2013年に、藤竜也を主演に迎えた短編映画「Empty House」で映画監督としてキャリアをスタート。2017年製作の三作目の短編映画「SIGNATURE」は、第70回ロカルノ国際映画祭(スイス)、第42回トロント国際映画祭(カナダ)の短編映画部門ノミネートの他、米アカデミー賞公認映画祭であるエンカウンター短編&アニメーション映画祭(イギリス)でグランプリを受賞。国内外で高い評価を得ている。2018年9月、長編デビュー作となる「COMPLICITY(英題)」が、第43回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映される。