「The Cakemaker」(英題)の邦題が『彼が愛したケーキ職人』に決定し、12 月 1 日(土)より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開することが決定致しました!

無名の若手イスラエル人監督 オフィル・ラウル・グレイツァが手がけた本作は、低予算映画ながらも 2017 年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でワールドプレミアされるやいなや、観客から総立ちの拍手喝采で絶賛され、エキュメニカル審査員賞を受賞する快挙を成し遂げた。2018 年オフィール賞(イスラエル・アカデミー賞)作品賞ほか主要9 部門ノミネートするなど、70 以上の国際映画祭で上映され数多くの映画賞を受賞。
世界中で広く受け入れられた。

主人公は【恋人】を不慮の事故で失ったドイツ人のトーマスと、【夫】を亡くし女手ひとつで息子を育てるイスラエル人のアナト。【同じ男】を愛し、同じ絶望と喪失感を抱えるふたりは、哀愁漂うエルサレムでめぐり逢い、運命的に惹かれ合っていく―。悲しみに暮れる男女を繊細に描いたエモーショナルなドラマは、ケーキ作りを通して宗教的慣習の違いをあぶり出し、食べること、生きること、そして愛することを浮き彫りにしていく。静かな感動を呼ぶ美しいラストは、国籍や文化、宗教やセクシュアリティといった違いを超越し、単純なラブストーリーの枠に収まらない壮大な人間讃歌として、見るものの心を揺さぶる。

この度解禁された日本版予告編は、交通事故で夫を亡くた妻がカフェを営むシーンから始まり、突然現れたドイツ人の青年と徐々に惹かれあっていく様子がとても魅力的だ。カフェで一緒に働くことになったふたり。平穏な日々が続くのかと思いきや、現実はそうもいかない。過去に夫が出張先から買ってきたクッキーの味と、青年がつくるクッキーの味が似ているのだ。
やがて青年と夫の“隠された愛”が明らかになっていく…。青年の秘密を知ったとき、果たして妻はどうなってしまうのか?また、青年の目的な何なのか―。“同じ男”を愛し、哀愁漂うエルサレムでめぐり逢った男女が紡ぎだす切なくも美しい物語の行方は、是非本編を観て確かめてほしい。


監督・脚本:オフィル・ラウル・グレイツァ
出演:ティム・カルクオフ、サラ・アドラー(『運命は踊る』)、ロイ・ミラー、ゾハル・シュトラウス(『レバノン』)
2017|イスラエル・ドイツ|ヘブライ語・ドイツ語・英語|スコープサイズ|カラー|5.1ch|109 分
英題:THE CAKEMAKER|日本語字幕:西村美須寿|ヘブライ語監修:根本豪|PG12
後援:イスラエル大使館 配給・宣伝:エスパース・サロウ 公式HP:cakemaker.espace-sarou.com
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