国内外で注目を集めている新鋭・井樫彩による初長編作品『真っ赤な星』の公開日が12月1日(土)映画の日に決定!そして孤独をかかえる14歳の少女と27歳の女性の、交わることのない愛の日々がつづられる本作の特報が解禁いたしました。

今回解禁となる特報では、「ほしいものはいつも この手のひらには、おさまらなかった」というコピーとともに、元看護士の弥生(桜井ユキ)の部屋で、主人公の14歳の少女・陽(小松未来)が、弥生の姿を見つめているシーンから始まります。その後、空を飛ぶ赤いパラグライダーや星が輝く天文台、陽と弥生の共同生活など、本作にとって重要な場面が切り取られます。弥生の叶わなかった願い事について話すふたりの会話の最後には、陽と弥生が暗闇で見つめあいキスをしそうになるシーンへと続いていきます。

▼特報映像

また、本作は2018年9月26日からイギリスで開催されるレインダンス映画祭にてワールドプレミア上映されることが決定いたしました。さらに同映画祭のオフィシャルコンペティションであるBEST INTERNATIONAL FEATURE部門の最優秀作品にノミネートされました。

<井樫彩監督>
表現を制限しろと言われたり、映画がポシャりかけたり、スタッフ・キャストに対して、「泥舟に乗せてゴメンな!」と何度も思いました。とまあ、そんなことはどうでも良く、願うのはたくさんの方々に観ていただきたいということです。

<小松未来>
本当に大切で愛おしいこの作品が、たくさんの人に届くことを本当に本当に嬉しく思います。苦しい日々を足掻いてもがいて出来たこの作品を観ていただいて、何かを伝えられたら、感じていただけたら、と思います。

<桜井ユキ>
当たり前の日常の中でもがき何かを掴もうとする陽と弥生の、ほんのひと夏に生まれた時間を切り取った作品です。日本での上映も決定し、とても大切なこの作品が、この映画祭から皆様の元に届く事をとても嬉しく思います。

<毎熊克哉>
繊細でまっすぐな心の持ち主が集結して作った映画です。嘘が効かないこの作品に関わらせてもらうのはとても勇気がいることでしたが、自分にとっては大きな財産になりました。世界に届け!!!

【映画『真っ赤な星』作品情報】
■あらすじ
片田舎の病院に怪我をして入院した14歳の陽(小松未来)。彼女はいつも優しく接してくれていた看護師の弥生(桜井ユキ)に対し、特別な感情を抱き始めていた。だが退院の日、弥生が突然看護師を辞めたことを知る。
1年後、陽は買い物の帰り道で偶然弥生と再会する。そこにいたのは、過去の優しい面影はなく、男たちに身体を売ることで生計を立てている弥生だった。再会後、学校にも家にも居場所がない陽は、吸い寄せられるように弥生に近づく。一方、弥生には誰にも言えない悲しい過去があった。満たされない現実を冷めた目で見つめ、互いに孤独を抱えるふたりは、弥生のアパートで心の空白を埋める生活を始めていく——。

■キャスト:小松未来・桜井ユキ/毎熊克哉・大原由暉/小林竜樹・菊沢将憲・西山真来/湯舟すぴか・山谷武志・若林瑠海 
     大重わたる(夜ふかしの会)久保山智夏・高田彩花・長野こうへい/中田クルミ(声の出演) PANTA(頭脳警察)

■スタッフ:【撮影】萩原脩【照明】仁藤咲【録音・整音】柳田耕佑【衣装】藤山晃子【ヘアメイク】藤原玲子 
【美術】内田紫織【助監督】満岡克弥【編集】小林美優【カラリスト】川村尚寛【音楽】鷹尾まさき
【スチール】北島元朗、大塚健太郎【デザイン】田中進【エグゼクティブ・プロデューサー】松坂喜浩
【プロデューサー】菅原澪、島野道春【アソシエイト・プロデューサー】髭野純、夏原健

【脚本・監督】井樫彩
1996年生まれ、北海道出身。現在22歳。学生時代に卒業製作として制作した『溶ける』が、ぴあフィルムフェスティバル、なら国際映画祭など国内各種映画祭で受賞し、第70回カンヌ国際映画祭正式出品を果たす。今作『真っ赤な星』が初長編作品、劇場デビュー作となる。また、山戸結希プロデュースによるオムニバス映画『21世紀の女の子』の公開も控える。

2018/日本/カラー/3.1ch/16:9/101分/PG12 
製作・配給:映画「真っ赤な星」製作委員会 配給協力:SDP ©「真っ赤な星」製作委員会
Twitter:@makka_hoshi Facebook:@makkanahoshi HP:http://makkanahoshi.com/