アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞し、世界で2500万人が観た奇跡のドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』(05)の続編である『皇帝ペンギン ただいま』が2018年8月25日(土)に公開となります(配給:ハピネット)。
本作は、撮影に最新鋭のデジタル4Kカメラとドローンを導入。また、水温マイナス2℃のなか、南極海で史上初となる水深100mの水中撮影に成功!透き通る南極海を飛ぶように狩りをする皇帝ペンギンの雄姿と、氷海下に生息する多様な生物の撮影にも成功しています。まだ子供の羽毛に覆われている若いペンギンたちの初めての旅に密着し、厳しい自然の中で一生懸命に生きる彼らの姿と親子の絆を感動的に描き出します。時にドキドキハラハラさせられながら、かわいいだけではない彼らの真の姿とともに南極の絶景を迫力の映像で紹介する珠玉のドキュメンタリーです。
この度「ペンギントリビア」と“可愛すぎる子ペンギン”の本編映像を解禁致します。

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<皇帝ペンギン トリビア>

(1) 親ペンギンの母性、父性を刺激するのはヒナの顔が可愛いから!?
上田先生解説:ある実験でヒナの顔の白い部分を黒く塗ったところ、親ペンギンは見向きもしなかったというデータがあります。ヒナの可愛さが父母性を刺激し、視覚を通して「守りたい」と思わせる信号を送ります。

(2) ヒナから無事大人に成長する皇帝ペンギンは”選ばれし者”!!
上田先生解説:皇帝ペンギンのヒナが成長する確率は、多い年で8%、通常は4%か5%という大変低い確率です。
多くは抱卵に失敗したり敵にやられたり…。成長したペンギンはまさに”選ばれし者”なのです。

(3) ヒナは親より体重が重いことがある?
上田先生解説:巣立ち前のヒナは親より体重が重いです。なぜなら、まだ海に入ったことのないヒナは泳いだことがないため、運動不足だからです。

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上田一生プロフィール
1954(昭和29)年、東京都出身 國學院大學文学部史学科卒業 現職:目黒学院高等学校教諭(教科担当:地歴公民科)
1987~1989年ペンギン基金研究員:ペンギン研究者青柳昌宏氏に師事 1990年:ペンギン会議創設メンバー 1990年以降:ペンギン会議研究員 2006年以降:マリンピアクラブ代表(マリンピア松島水族館の愛好会)<著書>『ペンギン図鑑』文渓堂(1997年) 、『ペンギンコレクション』平凡社(1998年)、 『ペンギンの世界』岩波新書(2001年 )、『ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ』岩波書店(2007年) 、<監修した映画※劇場用プログラムを監修・執筆を含む>『皇帝ペンギン』(2005年)、『ハッピーフィート』(2006年)


監督:リュック・ジャケ 日本語版ナレーション:草刈正雄 フランス語ナレーション:ランベール・ウィルソン 製作:イヴ・ダロンド、クリストフ・リウー、エマニュエル・プリウー
共同プロデューサー:ローラン・ボジャール、ピエール=エマニュエル・フルランタン、ヴァンサン・ドゥマルト
撮影:ジェローム・ブヴィエ、ヤニック・ジャンティ、リュック・ジャケ、ローラン・シャレー、ジェローム・メゾン
編集:シャルレーヌ・グラヴェル 音楽:シリル・オーフォール (2017年/フランス/仏語/カラー/ビスタ/85分/原題:L’empereur)
提供:ハピネット、ユナイテッド・シネマ 配給:ハピネット 配給協力:ユナイテッド・シネマ 宣伝:ミラクルヴォイス 日本語字幕:佐藤南
協力:上田一生、サンマーク出版 後援:山階鳥類研究所、WWFジャパン、国際自然保護連合日本委員会、日本自然保護協会、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 推薦:日本動物園水族館協会 (C) BONNE PIOCHE CINEMA – PAPRIKA FILMS – 2016 – Photo : (C) Daisy Gilardini
penguin-tadaima.com

8/25(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ他、全国順次ロードショー!