『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』、そして少年とバケモノの成長と親子を越える絆を描き、大きな反響を呼んだ2015年公開の『バケモノの子』-。次々に大ヒットアニメーション映画を生み出し、国内外で今最も注目される映画監督・細田守の全世界待望の新作『未来のミライ』(スタジオ地図作品)。3年ぶりの新作となる今作でも、前作に引き続き、細田監督が自ら原作・脚本を手がけています。昨年12月に行われた製作発表会見では、海外のマスコミも多数駆けつけ、既に96の国と地域(7月末現在)での配給も決定。また、第71回カンヌ国際映画祭開催期間中に実施される「監督週間」にアニメーション作品として唯一選出、正式上映され、さらにアヌシー国際アニメーション映画祭2018長編部門コンペティションにも選出されるなど、日本国内はもちろん世界中でも大きな注目を集める作品です。そして、7月20日に日本国内で公開して以来、8月16日まで(28日間)に、動員180万人突破し、大ヒット上映中です。
そしてこの度、『未来のミライ』が、第66回サン・セバスティアン国際映画祭(9月21日~29日)で、パールズ(PEARLS)部門に選出されました!サン・セバスティアン国際映画祭は、スペイン最大の映画祭で、1952年に創設された後、1957年以降は国際映画製作者連盟公認となり、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ重要な映画祭として位置付けられています。
パールズ部門は、過去1年以内に他の国際映画祭で上映され、賞や高い評価を得た作品で、スペインで公開されていない作品が対象。本年のパールズ部門には、『未来のミライ』のほか、アルフォンソ・キュアロン監督の『Roma』や、ジャ・ジャンクー監督の『ASH IS PUREST WHITE』、デミアン・チャゼル監督の『First Man』、スパイク・リー監督の『BLACKKKLANSMAN』なども選出されています。日本のアニメーション映画としては、2013年の『風立ちぬ』(宮崎駿監督)、2014年の『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)に次いでの選出となります。尚、細田守監督は9月22日の上映当日に登壇予定です。“観客賞”の対象部門となっており、受賞結果は現地9月29日に発表となります。
 また、細田守監督の作品では過去に『バケモノの子』が、2015年に、同映画祭では、アニメーション映画として初めてコンペティション部門にて正式上映されており、縁のある国際映画祭と言えます。

細田守監督コメント
伝統あるサン•セバスティアン国際映画祭パールズ部門に、敬愛するアルフォンソ・キュアロン監督やジャ・ジャンクー監督等と共に、この「未来のミライ」を選んで頂いたことを、とても光栄に思います。

パールズ部門に選出された近年の日本映画
2018年) 細田守『未来のミライ』、濱口竜介『寝ても覚めても』
2017年) 是枝裕和『三度目の殺人』
2016年) 是枝裕和『海よりもまだ深く』
2015年) 是枝裕和『海街ダイアリー』
2014年) 高畑勲『かぐや姫の物語』、河瀬直美『2つ目の窓』
2013年) 是枝裕和『そして父になる』、宮崎駿『風立ちぬ』
<補足>
公式ウェブサイト:https://www.sansebastianfestival.com/2018/sections_and_films/pearls/8/in
ストーリー
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。
ある日、甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。
そんな時、くんちゃんはその庭で自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、
未来からやってきた妹、ミライちゃんと出会います。
ミライちゃんに導かれ、時を越えた家族の物語へと旅立つくんちゃん。
それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。
待ち受けるみたこともない世界。
むかし王子だったと名乗る謎の男や幼い頃の母、
そして青年時代の曽祖父との不思議な出会い。
そこで初めて知る様々な「家族の愛」の形。
果たして、くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは?
ミライちゃんがやってきた本当の理由とは――

製作概要
タイトル:『未来のミライ』/英題:『MIRAI』
監督・脚本・原作:細田守
『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、
『バケモノの子』(15)
キャスト:上白石萌歌 黒木華
      星野源 麻生久美子 吉原光夫 宮崎美子
役所広司
オープニングテーマ・主題歌:山下達郎
企画・制作:スタジオ地図
公開:2018年7月20日(金)
©2018スタジオ地図

■映画公式サイト URL
http://mirai-no-mirai.jp/

■映画『未来のミライ』公式Twitter

■スタジオ地図公式Instagram
https://www.instagram.com/studio_chizu/

細田守監督作品の主な受賞歴
■『時をかける少女』(2006年7月15日公開)
<国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>シッチェス映画祭、釜山国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭、
ブリュッセル・アニメーション映画祭 他多数

■『サマーウォーズ』(2009年8月1日公開)
 <国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>ロカルノ映画祭、シッチェス映画祭、ドバイ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、
シドニー映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭 他多数

■『おおかみこどもの雨と雪』(2012年7月21日公開)
<国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>シッチェス映画祭、BFIロンドン映画祭、ドバイ国際映画祭、ストックホルム国際映画祭、
シアトル国際映画祭、ザグレブ・アニメーション世界映画祭 他多数

■『バケモノの子』(2015年7月11日公開)
<国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>トロント国際映画祭、サン・セバスチャン国際映画祭、BFIロンドン映画祭、
シッチェス映画祭、台北金馬映画祭、北京国際映画祭 他多数

全国東宝系にて大ヒット上映中!!